このドラフトは、チーム同士が選手を交換することで、競争力を高めるための制度です
同時に、ソフトバンクはドラフト1位で入団した佐藤直樹外野手（27）が東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することも決まりました
中村稔弥選手は長崎県出身で、清峰高校を経て亜細亜大学に進学
2018年のプロ野球ドラフトでロッテに5位指名されて入団しました
これまでの7年間で99試合に登板し、7勝9敗4ホールド、通算防御率は4.03を記録しています
中村選手は移籍に際して「ホークスは私にとって地元九州のチームなので、新たな気持ちで一から頑張りたい」と語りました
中村選手は、幼少期から野球と並行して釣りが好きだったことでも知られています
「球界の釣り師」として名を馳せるソフトバンク・城島健司CBO（49）と同じ小学校に通ったこともあり、地元では親しみをもたれています
長崎・清峰高校では、3年生の夏に行われた長崎大会で18奪三振という大会記録に並ぶ活躍を見せましたが、チームは3回戦で敗退しました
大学では亜大・生田勉監督の薦めで出会った書籍「なぜ、感謝するとうまくいくのか」（五日市剛著）を通じて精神的な成長も遂げ、東都リーグでの防御率1位という成果を上げます
特に彼は、リリースポイントが見えづらい投球フォームと伝統的なツーシームを駆使し、プロ入り後も活躍を続けてきました
一方、楽天に移籍する佐藤直樹選手は、2019年のドラフトでソフトバンクの1位指名を受けて入団し、今季は自己最多の104試合に出場
打率は.239、5本塁打、18打点、10盗塁を記録し、次なるステージでの活躍が期待されます
中村稔弥選手の移籍は、地元福岡のソフトバンクにとって大きなストラテジーのひとつとなります。彼の地元意識と過去の実績を活かし、さらなる成長を期待する声が多く上がっています。また、ドラフト制度の活用によりチーム編成が柔軟化し、選手にとっても新たな挑戦の場となる点が注目されます。
キーワード解説
- 現役ドラフトとは？ - 現役ドラフトは、プロ野球チームが他チームの選手を選び取り、自チームの戦力を補強するための制度です。
- 防御率とは？ - 防御率は、投手がどのくらい得点を防いでいるかを示す指標で、数字が低いほど優れた成績です。
- ツーシームとは？ - ツーシームは、ボールが直線的に進んだ後に急に変化する投球方法で、打者にとって打ちにくい投球です。
