春の選抜高校野球大会出場決定!東洋大姫路が名門復活を目指す

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第97回選抜高校野球大会が2024年3月18日に甲子園で開催されることが決まり、選考委員会が24日に大阪市内で行われ、出場校が発表されました

兵庫の名門、東洋大姫路高校が3年ぶり9度目の出場を果たしました

秋の近畿大会での優勝を背景に、高みを目指す意気込みを見せる主将・渡辺拓雲内野手(2年)は「これに満足せず、優勝を目指して頑張っていく」と力強く宣言しました

古豪復活の兆し

昨年の明治神宮大会では準決勝まで進出し、横浜高校に惜しくも敗れましたが、名門復活を印象づける戦いぶりでした

東洋大姫路は1977年夏に全国優勝の栄冠を手にしており、岡田龍生監督(63)の指揮の下、再び強いチームを目指しています

岡田監督は、履正社を率いて2019年夏に優勝を果たした実績を持つ指導者です

投攻守のバランスが強み

日本高野連の宝会長は、東洋大姫路の強みについて「エース右腕の阪下漣投手を中心に、守備力が安定している

打撃も小技を駆使でき、1番から9番まで切れ目がない」と高く評価しました

特に阪下投手に加え、左腕の末永晄大投手(2年)の存在も見逃せません

彼は最速142キロの直球を投げ込み、昨秋の明治神宮大会準々決勝では好投を見せ、チームを4強入りに導きました

家族の意志を受継いで

末永投手は、1970年代に阪神で活躍した内外野手の末永正昭氏の孫です

彼は「おじいちゃんにも負けないように活躍して、ゆくゆくはおじいちゃんを超える存在になっていきたい」と意欲を燃やし、自宅にはおじいさんが甲子園でプレーする写真が飾られています

伝統のユニホームで勝負

東洋大姫路は21世紀以降、甲子園出場時は「TOYO」を金で縁取った特別なユニホームを着用してきましたが、岡田監督は「僕が出たときと同じユニホームでいきます」と宣言し、シンプルな通常のユニホームで臨むことを決めました

昔ながらの武骨な強さを甲子園で復活させる使命を感じさせます

東洋大姫路が3年ぶりに春の選抜高校野球大会に出場することが決定し、母校の名を再び全国に知らしめる機会を得ました。選手たちの意気込みや監督の戦略がどのように反映されるかが楽しみです。
キーワード解説

  • エース投手とは?投手の中でも特にチームの主軸を担う選手で、試合の勝敗に大きな影響を与える存在。
  • 守備力とは?守備がどれだけ優れているかを示すもので、エラーを減らし、相手チームの得点を防ぐ力のこと。
  • バランスとは?攻撃と守備の力がうまく調和している様子を指し、どちらかに偏らず安定したプレーができること。

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