阪神タイガース、遊撃手候補としてキャム・デバニー獲得に動く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 オフに入り、プロ野球チームの助っ人選手を巡る動きが活発化している中、セ・リーグ覇者である阪神タイガースが注目の遊撃手、キャム・デバニーの獲得に動いているという報道が浮上した

アメリカ・ピッツバーグに拠点を置くプロ野球チームの元選手であるデバニーは、現地時間の11月16日付で米日刊紙『Pittsburgh Post Gazette』の記者コリン・ビーズリーによって、その動向が伝えられた

 阪神は、12月2日に発表された保留選手名簿からジョン・デュプランティエやニック・ネルソン、ラモン・ヘルナンデスなどの外国人選手が外れる一方で、すでに自由契約となっていた選手も含む7名の選手が名を連ねた

これは、保留者名簿において選手と契約の合意が得られなかったことを示す

 デバニーは、遊撃手を主なポジションとしつつも、二塁や三塁、さらには外野ポジションでのプレーも可能なユーティリティ性を備えた選手だ

特に注目すべきは、彼のマイナーリーグでの通算85本塁打というパンチ力ある打撃である

阪神がデバニーを獲得すれば、遊撃のポジション争いに大きな変化をもたらすであろう

 今季の阪神では、小幡竜平がキャリアハイの89試合に出場したが、打率は苦戦し、特に木浪聖也は打率1割台に留まるなど、遊撃手としての定着がなかなか図られていない

このため、デバニーの加入による打撃力の向上が期待される

更には、打撃の成長が見られる小幡や熊谷敬宥がいずれも競争に加わることで、全体のチーム力の向上につながる可能性が高い

 阪神は、セ・リーグを圧倒的な強さで制したにもかかわらず、日本シリーズではソフトバンクに敗れた

そのため、藤川球児監督が選手に対する励ましの言葉と共に、どう勝利を重ねていくのかが注目されている

新たな戦力の獲得により、今シーズンの阪神タイガースは新たな形を模索し続けるだろう

今回の阪神タイガースの動きは、新シーズンに向けての戦略が鮮明であり、特にデバニーを獲得することはチームにとって大きなプラスとなるでしょう。打撃力の向上が図れるだけでなく、ポジション争いも活発化し、より競争の質が高まることが期待されます。監督の戦略とともに、新しい選手が加わることで進化するタイガースに注目です。
キーワード解説

  • ユーティリティー選手とは?多様なポジションでプレーできる選手のこと。
  • 注目選手とは?特に評価されている、将来が期待される選手のこと。
  • キャリアハイとは?選手の過去の成績の中で最高の結果を達成したこと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。