オリックス山口廉王が自主トレ決断、来季の目標を掲げる
オリックス・バファローズの24年ドラフト3位指名を受けた山口廉王(れお)投手(19)は、プロ入り後初めて単独での自主トレーニングを行うことを発表した彼の決断は、来季に向けた強い意志を反映しており、特に身体管理にこだわりを持っていることが伺える
山口選手は、今季の終盤に一軍デビューを果たしたものの、勝敗を手にすることはできなかった
彼は193センチ、97キロという恵まれた体格を持ち、特有の悩みを抱えながら1年目を過ごした
来シーズンは「1軍で1勝、10試合登板」を目指し、実家には帰らず母校である仙台育英で自分自身を鍛えることに決めた
料理が得意な山口投手は、中学時代には家族に食事を振る舞っていた経験がある
今回の自主トレでは、約1カ月の期間を使い、ストイックに自炊を行いながらトレーニングに励む予定だ
彼は12月上旬まで台湾で行われるウインターリーグでの登板も控えており、すでに4試合に出場する見込みだが、回復期間を設けるため、暫くの間は軽度のトレーニングメニューをこなしていく
2023年シーズンでは、彼は2軍で主に先発として9試合に登板し、2勝2敗、防御率2.83の成績を残した
しかし、彼はシーズン後半に球速が落ちた原因を自己分析し、その改善が必須であることを認識している
「自分の投球は尻上がりで、もっと体の動きを良くしたい」と彼は語った
山口投手は、「コンスタントに150キロの球速を出したい」と熱い思いを抱いており、適切な食事管理にも取り組んでいる
彼は体脂肪と筋肉量から健康状態を見極め、理想的な体型を目指して努力する姿勢を示している
食事では、鍋料理や健康的な材料を使った料理に挑戦することで、自身の体重管理を徹底すると語る
若い選手に見られる投資の精神を持つ山口投手は、「来年に懸けている」と決意を新たにしている
彼は、次のシーズンでのアピールの機会を大切にし、同年代の高卒選手の中での初勝利を目指して努力を続ける
オリックスの山口廉王選手が自主トレに取り組むことは、若手選手が自分のコンディションを整え、さらなる成績向上を目指す姿勢を示すものです。特に、自己管理や食事にこだわる彼の態度は、プロ野球選手としてさらに成長するための重要なステップと言えるでしょう。
キーワード解説
- 自主トレとは?自分自身で行うトレーニングのことで、他の選手と一緒に練習するのではなく、一人で自分のペースでトレーニングを行うことを指します。
- ウインターリーグとは?選手が冬に参加するリーグ戦のことを言い、通常は若手選手が経験を積むために行われる大会です。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を抑えたかを示す数値で、少ないほど優れた投手とされます。防御率2.00以下が一般的には優秀とされています。

