阪神がドラフト1位の立石内野手を獲得、起用法に注目

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阪神タイガースは、今秋のプロ野球ドラフト会議で3球団から争奪戦となった目玉選手、立石正広内野手(22歳、創価大学)を見事に手中に収めた

これにより、藤川虎の黄金時代がまだまだ続くことが期待されている

しかし、立石選手をどのポジションで起用するかが新たな課題として浮上している

立石選手のポジション問題

立石選手は創価大学での本職は三塁だが、2年春には一塁手としてベストナインを受賞し、4年時には二塁も守っていた

このため、阪神の三塁には今季本塁打と打点で二冠を達成し、セ・リーグのMVPにも選ばれた不動の4番、佐藤輝明内野手(26歳)がいる

この状況下で立石選手を三塁に起用するとなると、佐藤選手を外野にコンバートする案も考えられている

佐藤選手の立場と高木氏の意見

元プロ野球選手の高木豊氏は、YouTubeチャンネルの中で「ルーキーのためになんで俺が動かなければならないんだ」という佐藤選手のプライドを指摘し、彼の守備力が安定していることからポジション変更は難しいとの見解を示した

さらに、現在のチーム状況を考慮すると、佐藤選手を動かすことが適切かどうかも微妙なところだ

他のポジションの選択肢

また、阪神の二塁には年俸3億円(推定)を獲得した中野拓夢内野手(29歳)がいるため、立石選手を二塁に置くことは現実的でない

代案としては、大山悠輔内野手(30歳)を左翼にコンバートし、立石選手を一塁で起用する可能性が高木氏から提案された

大山選手は過去に左翼を守った経験もあり、無難な守備力を誇る

チームの得点力強化に期待される立石選手
今後のシーズンに向けて、立石選手は即スタメンで起用されることが期待される

佐藤選手も「パワーがすごい」と立石選手の打撃を評価しており、次世代の最強打者候補としての期待が寄せられている

藤川監督は複数ポジション制の導入に肯定的な方針を示しており、来春の春キャンプではこれらの方針がどう反映されるか注目される

阪神の立石選手の起用法についての議論は非常に興味深い。多才な選手であるが故に、どのような役割でチームに貢献するのかが今後のカギを握っており、監督の決断が注目される。佐藤選手や大山選手といった他のスター選手との兼ね合いを考慮する必要があり、チーム戦略の構築が問われている。
キーワード解説

  • ドラフトとは?選手がプロのチームに加わるための選考イベントで、各チームが特定の選手を指名します。
  • MVPとは?最も優れた成績を残した選手に授与される賞で、プロスポーツで重要な栄誉の一つです。
  • コンバートとは?選手が別のポジションでプレイするための移動を指し、通常はポジションの柔軟性を向上させるために行われます。

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