これは、減額制限を超える3000万円の大幅な減俸となりますが、昨シーズンは24試合に出場し自己ワーストの打率116という成績であり、結果を受け止めることは避けられませんでした
会沢選手は、シーズン中の出場が思うようにいかなかったことについて「こればっかりは仕方ない」と冷静に語り、球団との約1時間にわたる交渉では「カープが強くなるためにどうすれば良いか」というチーム全体の強化について話し合ったことを明かしました
シーズンの振り返り
今季は、出場試合が2012年以来13年ぶりに30試合以下の24試合(うち先発18試合)にとどまりました打率は116、本塁打は0、打点は1に終わりました
このような状況にもかかわらず、会沢選手はチーム内で扇の要として、投手陣を支えてきました
20年目の節目とさらなる目標
来季は自身の20年目を迎えることになり、球団の捕手としては石原慶幸氏の19年を更新する特別なシーズンです「優勝は3回経験したが、日本一の景色はまだ見たことがない
その感覚をぜひ肌で感じたい」と語り、悲願の日本一達成に向けた強い思いを示しました
若手選手への期待と自らの役割
会沢選手は、チームに尽くす思いを強く持っており、「自分の出番は投手が困っている時試合に出たい気持ちは持っている」と意欲を見せました
若手選手に対しては「自分のために頑張ることが、チームのためにつながる」と激励しました
選手会会長の退任
会沢選手は、2021年に就任したプロ野球選手会の会長を退任しました選手たちが先輩方が勝ち取った権利をしっかりと受け継いでいくことの重要性を語り、さらなる経験の伝承に努めていく意向を示しています
会沢選手は、その経験と唯一無二の存在感で、広島カープを支えていく意気込みを見せています
会沢選手の減額提示を受け入れた姿勢には、選手としての覚悟を感じます。今後のシーズンへ向けた意欲やチームへの思いが明確に表れており、彼のリーダーシップがチームに与える影響は無視できません。経験豊富な選手が若手を支え、共に成長していく姿勢は、カープの未来にもきっと良い影響を及ぼすことでしょう。
キーワード解説
- 減額制限とは?:プロ野球選手の年俸交渉において、減額の幅を制限するルールで、特に選手の年俸が一定の金額以下の場合には、20%または25%といった制限が設けられています。
- 自己ワーストとは?:選手が、今までのキャリアの中で最も悪い成績を記録した場合に使われる表現です。
- 扇の要とは?:野球において、キャッチャーが投手陣や守備全体を指揮する役割を指します。そのため、重要なポジションとされています。

