駒田徳広氏が明かす“ヘルメット投げ事件”の真相とその後の成長
前巨人3軍監督の駒田徳広氏(63)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(64)のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演し、巨人監督時代の王貞治氏との秘話を語ったこの中で、1987年の西武との日本シリーズ中に起きた、「ヘルメットを王氏に投げつけた」という驚きの事件の背景と、駒田氏自身の成長について振り返った
王貞治監督との関係
駒田氏は1984年に王貞治氏が監督に就任した際、期待を受けた選手の一人だった王氏は1メートル91センチの体格を活かして、プロ初打席での満塁本塁打というインパクトを持つ選手として彼に大きな期待を寄せていた
しかし、王氏の指導スタイルは厳しく、特に「一本足打法」に挑戦したものの、自分に合わず中断したという経験があった
感情を表現する難しさ
王氏は駒田氏に対して、「もっと喜怒哀楽を出せる選手にならないとダメだ」と厳しい言葉を投げかけたしかし、当時の巨人は感情を表に出すことを好まない文化があり、駒田氏のもともと大人しい性格はその指摘をより難しくした
結果として、駒田氏と王氏の間に距離が生まれ、マスコミは「不仲説」を報じる事態となった
ヘルメット投げ事件
ついに迎えた1987年の日本シリーズ中の出来事駒田氏は試合中に王氏へ向けてヘルメットを投げてしまう
「地面に叩きつけようとしたヘルメットが、すっぽ抜けて王さんの方に飛んでしまった」と振り返る駒田氏
王氏は寸前でかわし、駒田氏はチームマネジャーから怒鳴られるという事態に
「悔しいか!その姿が大事なんだよ」という言葉に、駒田氏は心を動かされ、以降は感情を前面に出すようになった
その後の成長
以降、駒田氏は感情を表に出しながらプレーし、6年連続二桁本塁打という成績を残すことができた王氏の厳しい指導を通じて、彼自身の成長があったことを今では評価している
駒田氏は「王さんの姿勢が自分を変えてくれた」と感じている
駒田徳広氏のエピソードからは、選手としての成長に必要な感情の表現がいかに重要であるかが伺えます。王貞治監督からの厳しい指摘が、彼の人生とキャリアに深い影響を与えたことは間違いありません。
キーワード解説
- 一本足打法とは?
- 感情表現とは?
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