の関連記事

小笠原慎之介選手、ナショナルズと2年契約を締結

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米大リーグのワシントン・ナショナルズは、日本時間1月25日、中日ドラゴンズからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた小笠原慎之介投手と2年契約で合意したことを発表した

背番号は「16」に決まった

ナショナルズは2019年に球団史上初のワールドチャンピオンに輝いたものの、その後は4年連続で最下位、そして5年連続でシーズンを負け越しの成績に終わるなど、成績が低迷している

昨シーズンは借金20ながらも、5年ぶりに最下位を脱出した

ナ・リーグ東地区は現在、メジャーリーグの中でも最も競争が激しい地区の一つである

ここには、千賀が所属するニューヨーク・メッツや、強打者ブライス・ハーパー率いるフィラデルフィア・フィリーズ、そして伝統的な強豪チームであるアトランタ・ブレーブスがひしめいている

最下位だったマイアミ・マーリンズは昨季100敗を喫したが、ナショナルズにとっても厳しい戦いが予想される

ナショナルズは再建を進めているが、40人枠のロースターの平均年齢は26歳前後である

27歳の小笠原選手にとって、同年代の選手が多く存在する環境は、彼の成長にとって良い影響を与えるかもしれない

先発ローテーションでは、左腕のマッケンジー・ゴアが昨季161回1/3を投げて10勝12敗、防御率3.91の成績を残しており、右腕のジェイク・アービンが実質的なエースである

小笠原選手は、先発の3、4番手としての位置づけになると考えられている

ナショナルズは2005年から首都ワシントンDCを本拠地としているが、日本選手がプレーするのは、エクスポス時代を含めて伊良部秀輝(2000年、2001年)、吉井理人(2001年、2002年)、大家友和(2000年~2005年)に続き、20年ぶりのこととなる

小笠原選手のナショナルズへの移籍は、日本選手にとって久々の機会であり、特にナ・リーグ東地区という厳しい環境の中でどのように成長し活躍するかが注目される。彼の加入によりナショナルズが再建を加速させることができるか、期待が高まる。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? baseball-mlb システムの一つで、海外リーグに所属する選手がメジャーリーグに移籍する際に、元のチームが移籍を許可し、移籍先がその選手に対して一定の補償金を支払う仕組み。
  • ナ・リーグとは? baseball-league メジャーリーグベースボールの2つのリーグの一つで、アメリカンリーグと並行して運営されている。
  • 防御率とは? baseball-statistics 投手の成績を評価するための指標で、与えた得点を投球回数で割った数値。数値が低いほど優れた成績と言える。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。