大会の出場が決まったのは25日のことで、広島市中区にある同校のグラウンドで、選手たちは早速、練習を開始した
朝の8時頃、日差しはあったものの冷たさが残る空気の中で、選手たちはまずストレッチやランニングで体をほぐすウオーミングアップを行った
その後、キャッチボールや打撃練習へと移行し、シートノックでは「ナイスプレー」といった掛け声が飛び交い、活気に満ちた雰囲気が広がっていた
練習の終盤には、さまざまな試合状況を想定した実践形式の練習も行われ、より実戦に近い形での準備が進められていた
このような練習は、選手たちが試合でのプレッシャーに対応できるようになるために重要な要素である
特に注目されたのが、内野手の小田健登選手（2年）の言葉だった
彼はセンバツ出場が決まった前夜に両親に感謝の気持ちを伝えたという
「今日はセンバツ出場が決まり、いつも以上に気合を入れて練習に臨みました
自分がプレーできるのは、周囲の人々の支えがあってこそだと思うので、センバツではしっかりとプレーして恩返しをしたい」と述べ、強い意気込みを見せた
広島商の選手たちが全国制覇を目指して練習に臨む姿が印象的だった。特に小田選手の感謝の気持ちを伝える発言からは、家族や周囲の支えを大切にする姿勢が感じられる。これからのセンバツでの活躍が楽しみである。
キーワード解説
- 選抜高校野球大会とは？日本の高校野球界において、毎年春に開催される全国大会で、高校野球の頂点を決める重要な大会です。
- ウオーミングアップとは？運動を行う前に体をほぐし、ケガを防ぐために行う準備運動のことです。
- シートノックとは？守備練習の一環で、選手が特定のポジションに分かれて行う守備力を向上させるための練習です。
