広島東洋カープの関連記事

広島・末包昇大、特殊バットで内角攻め克服を目指す自主トレ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープの外野手、末包昇大選手(28)は、マツダスタジアムで行われた合同自主トレーニングに参加し、特殊な形状の練習用バットを使用して打撃練習に取り組んでいます

この練習用バットは、メジャーリーグのカブスに所属する鈴木誠也選手(30)が使用しているもので、末包選手は1月中旬まで鈴木選手に弟子入りしていたことから、この技術を身につけることに注力しています

末包選手が使用する特殊形状のバットは、グリップエンドが打ち手の手元から中間部にかけて二つあり、より体に近い位置でスイングがしやすくなっています

このような設計により、末包選手は内角へのボールに対して縦振りで応じやすく、アッパースイングのプレースタイルが可能になります

アッパースイングとは、バットを下から上に振り上げるため、クリケットや野球での打撃スタイルでよく見られるものです

昨シーズン、末包選手はインコースを攻められた際に対応力が不足していたことを自覚し、特に内角の球に苦しんでいたため、改良を必要と感じています

彼は「内角で動く球に対応するため、縦振りでファウルにできるように体に刷り込ませている」と語っており、明確な弱点を克服するために努力を続けています

また、沖縄での自主トレーニングでは、鈴木誠也選手から直接アドバイスを受けたこともあり、末包選手はこのオフに約4ヶ月間、体に最適な練習法を探求してきたと言います

「いい体ができあがった」と笑顔を見せる彼は、フィジカル面でも充実した状態にあることを示しています

さらには、新しく加入した助っ人選手たちとの競争意識も高めており、末包選手は「バッティングが良さそうなので、負けないようにしたい」と抱負を語っています

2025年のシーズンに向けて、競争をバネに進化を続ける姿勢を崩さない末包昇大選手

彼の今後の活躍が期待されます

末包選手の取り組みは、技術向上に向けた強い意志を感じさせます。昨シーズンの苦い経験を経て、内角に対応するための訓練に励む姿勢は、プロ選手の努力を如実に表しています。チームメイトとしての競争心も加わり、彼の成長に対する期待が高まります。
キーワード解説

  • 特殊形状のバットとは?: 一般のバットと異なり、グリップエンドが二つあるため、体に近い位置で振りやすくなり、スイングを身につけやすいバットです。
  • インコースとは?: 打者の体に近い位置に投球される球を指し、特に難易度が高い攻め方です。
  • アッパースイングとは?: バットを下から上に振り抜く打撃スタイルで、高い打球を打つために有利です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。