3月8日に行われる抽選会を経て、3月18日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕するこの大会は、13日間の熱戦を経て、春の高校野球の頂点が決まる
昨年秋の明治神宮大会に初出場した広島商は、強豪チームを倒して見事決勝に進出し、横浜(神奈川)に敗れたものの初出場で準優勝という素晴らしい成績を収めた
チームは個々に派手さはないものの、伝統の全員での「スモールベースボール」を駆使し、接戦を制した
昨年秋の成績
試合 | 相手 | スコア |
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広島県大会地区予選 | 山陽 | 9-2 |
広島城北 | 8-1 | |
広島県大会 | 可部 | 8-0 |
熊野 | 12-0 | |
西条農 | 10-1 | |
盈進 | 3-2 | |
如水館 | 4-3 | |
中国大会 | 米子東 | 7-2 |
開星 | 2-1 | |
岡山学芸館 | 6-3 | |
米子松蔭 | 6-3 | |
明治神宮大会 | 東海大札幌 | 3-0 |
敦賀気比 | 11-9 | |
横浜 | 3-4 |
投手陣と打撃陣の特色
投手陣では、大宗 和響投手(2年)と徳永 啓人投手(2年)が二枚看板として活躍している徳永は中国大会で4試合中3試合に先発し、特に準々決勝の開星戦では1失点完投勝利を収めた
一方、大宗はリリーフとしても活躍し、奪三振能力に優れる投手だ
打撃陣では、西村 銀士内野手(2年)が全4試合で安打を放つ活躍を見せ、チームの攻撃の柱となっている
特に、4番の名越 貴徳内野手(1年)は、中国大会の決勝で先制となる2ランホームランを記録
チーム全体としても、選球眼を活かし、多くの四球を選ぶなど、生産的な攻撃を展開している
期待される今後の展開
広島商は、昨年秋に1位を獲得した中国大会の成功を受け、明治神宮大会でも準優勝を果たしており、センバツでもその活躍が期待される伝統の守備重視の競り勝つ野球を今後も継続し、さらなる成績を残せるか注目される
広島商がセンバツ出場を決めたことは、彼らの昨秋の実績を考慮すると当然の結果とも言える。特に、全員が協力して勝ち上がるスモールベースボールのスタイルは、多くのファンに支持されるだろう。今後の試合において、どのようなプレーが見られるのか非常に楽しみである。
キーワード解説
- スモールベースボールとは?最小限のリソースで最大の結果を出すことを目的とした野球スタイル。守備や戦術を重視し、投手陣を活かしたプレーが求められる。
- 明治神宮大会とは?日本の高校野球における重要な大会で、全国各地から選ばれた強豪校が集まって競い合う。一種の日本一を決める大会とも言われる。