日本ハム・石川直也、フォーム改造でブルペン投球を成功させ復活を誓う

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日本ハムの石川直也投手(28)が、27日に千葉・鎌ケ谷で行った自主トレーニングにおいて、今年初となるブルペン投球を実施しました

27球を投げ、特に変化球を交えた投球で、順調な調整ぶりを見せました

石川は、2018年に19セーブをマークした実績を持つ右腕ですが、昨季は1軍に登板することがありませんでした

11年目の今季に向けて、彼は自ら取り組んできたフォーム改造に手応えを感じており、復活を誓っています

投球メカニクスの進化

ブルペンでは力強く左足を踏み込む大きな動作が見られ、特に「並進運動」に注目を置いています

この「並進運動」とは、投球時に体を前に動かす動作で、スピードを向上させるための重要な要素です

石川は自身の課題である球速の向上を目指し、この動作が効果を発揮していると語っています

球速回復への道のり

石川は、2020年に受けた側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)の影響でおととしは球速が140キロ前半にまで落ちていましたが、昨季には148キロまで回復

今回のブルペン投球では「どの球種も変な感じはなかった」と自信を持っている様子です

特に、「捕手、打者に向かっていくイメージで投げたことが、真っすぐ速く移動できているように感じる」と述べています

変化球の切れも向上

さらに、並進運動を強化することでリリースポイントが前にずれるという副産物も得ています

この変化が影響し、スライダーやフォークなどの変化球の切れも増したとのことです

石川は、春季キャンプは沖縄・国頭での2軍スタートとなり、初実戦は2月上旬の紅白戦になる可能性が高いとしています

今季の目標
「あまり焦らず、しっかりと体をつくっていきたい」と述べた石川は、自身のペースで復活を遂げようとしています

今年こそは、かつての輝きを取り戻すことが期待されています

今回のブルペン投球で石川選手が見せた調整具合は、彼の復活に向けた強い意思を感じさせます。並進運動の意識が高まることで、投球の質も向上しつつあります。彼の挫折からの復活ストーリーは、多くのファンにとっても注目の的となるでしょう。
キーワード解説

  • ブルペン投球とは? ブルペン投球とは、ピッチャーが試合前に実施する投球練習であり、投手自身の状態を確認する大切な活動です。
  • 並進運動とは? 並進運動とは、投球動作中に体が前に進む運動のことを指し、投球時のスピードや力強さを向上させるための重要な動作です。
  • トミー・ジョン手術とは? トミー・ジョン手術は、側副じん帯を再建する手術であり、多くのプロ野球選手が受けることがあります。これにより投手としての復帰を目指します。

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