27日に武内は、球場命名権スポンサーであるベルーナ本社(埼玉・上尾)を訪れ、企業の社員との交流を図った
左ヒジの状態について触れた武内は、「順調に回復しています」と自信を見せた
現在、武内は「ノースロー期間」と呼ばれる投球を行わない期間に入っており、その間にできるトレーニングを行いながら復帰に備えている
彼は、「投げ出し時に突然、違和感が出た」と当時の状況を説明し、自主トレーニングを行っている石垣島での経験も交えた
今後のプランについて尋ねられると、「あまり先のことは考えていない
目の前のことを必死に、やれることをしっかりやっていきたい」と語り、状況を見ながらプログラムに取り組む考えを示した
また、「万全な状態で戻ることが重要」と語り、その時期は不透明であることを認めた
順調に行けば、2月中旬に3週間のノースロー期間が終了し、キャッチボールへと移行
その後は距離と強度を段階的に上げていき、約2か月内に試合復帰を目指すスケジュールを描いている
しかし、キャンプの開始と一軍投手陣の調整スケジュールからみて、約1か月の遅れが生じる可能性がある
万が一、全てが順調に運ぶと仮定すれは、一軍復帰は5月頃になると考えられる
それでも武内は、「今年はぜひ最優秀防御率のタイトルを取りたい」と意気込みを見せたが、球団としては「何かあってからでは遅い」と慎重な調整方針を貫いている
監督や首脳陣は、将来を見据えた上で「黄金左腕」の慎重な育成を進める考えだ
武内選手の復帰に向けた慎重な姿勢は、彼自身の未来だけでなくチームの将来にとっても重要です。完璧な状態での復帰を目指すことが、長期的に見ればチーム全体にとってプラスになります。そのためにも、選手と球団のコミュニケーションが欠かせません。
キーワード解説
- ノースロー期間とは? 投手が腕を休めるために、投球を行わない期間を指します。この期間は投球フォームを維持するためのトレーニングや、身体のコンディションを整えるために重要です。
- 左ヒジ内側側副靭帯不全損傷とは? 左ヒジにある靭帯の一種で、ケガをすると投球動作に大きな影響を与えます。リハビリと適切なトレーニングが必要です。
- 最優秀防御率とは? 野球における投手の成績の一つで、相手チームに得点を与えにくい投手が評価される指標です。防御率が低いほど優れた成績とされ、特に重要視されます。