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西武・武内夏暉、左ヒジの回復順調も慎重な復帰路

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昨季のパ・リーグ新人王である西武・武内夏暉投手(23)は、左ヒジ内側側副靭帯不全損傷からの復帰に向けて慎重な姿勢を崩していない

27日に武内は、球場命名権スポンサーであるベルーナ本社(埼玉・上尾)を訪れ、企業の社員との交流を図った

左ヒジの状態について触れた武内は、「順調に回復しています」と自信を見せた

現在、武内は「ノースロー期間」と呼ばれる投球を行わない期間に入っており、その間にできるトレーニングを行いながら復帰に備えている

彼は、「投げ出し時に突然、違和感が出た」と当時の状況を説明し、自主トレーニングを行っている石垣島での経験も交えた

今後のプランについて尋ねられると、「あまり先のことは考えていない

目の前のことを必死に、やれることをしっかりやっていきたい」と語り、状況を見ながらプログラムに取り組む考えを示した

また、「万全な状態で戻ることが重要」と語り、その時期は不透明であることを認めた

順調に行けば、2月中旬に3週間のノースロー期間が終了し、キャッチボールへと移行

その後は距離と強度を段階的に上げていき、約2か月内に試合復帰を目指すスケジュールを描いている

しかし、キャンプの開始と一軍投手陣の調整スケジュールからみて、約1か月の遅れが生じる可能性がある

万が一、全てが順調に運ぶと仮定すれは、一軍復帰は5月頃になると考えられる

それでも武内は、「今年はぜひ最優秀防御率のタイトルを取りたい」と意気込みを見せたが、球団としては「何かあってからでは遅い」と慎重な調整方針を貫いている

監督や首脳陣は、将来を見据えた上で「黄金左腕」の慎重な育成を進める考えだ

武内選手の復帰に向けた慎重な姿勢は、彼自身の未来だけでなくチームの将来にとっても重要です。完璧な状態での復帰を目指すことが、長期的に見ればチーム全体にとってプラスになります。そのためにも、選手と球団のコミュニケーションが欠かせません。
キーワード解説

  • ノースロー期間とは? 投手が腕を休めるために、投球を行わない期間を指します。この期間は投球フォームを維持するためのトレーニングや、身体のコンディションを整えるために重要です。
  • 左ヒジ内側側副靭帯不全損傷とは? 左ヒジにある靭帯の一種で、ケガをすると投球動作に大きな影響を与えます。リハビリと適切なトレーニングが必要です。
  • 最優秀防御率とは? 野球における投手の成績の一つで、相手チームに得点を与えにくい投手が評価される指標です。防御率が低いほど優れた成績とされ、特に重要視されます。

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