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プロ野球・巨人と西武の新シーズン展望:打撃力と選手の成長にかかる期待

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 読売ジャイアンツ(巨人)は、昨季のリーグ優勝を支えた投手陣の実力を背景に、連覇と日本一奪還を目指しています

そのためには、チームの得点力を改善することが不可欠です

岡本和(おかもと かず)、吉川(よしかわ)、丸(まる)といった主力選手が走攻守の軸となる一方、ベテランの坂本(さかもと)や門脇(かどわき)のパフォーマンスにはやや不安が残ります

また、若手選手の浅野(あさの)、萩尾(はぎお)、秋広(あきひろ)には、長打力を発揮しつつ打率を向上させることが期待されています

 新たに加入した選手たちの動向にも注目です

先発投手として昨季15勝を上げたエースの菅野(すがの)が抜けたため、楽天から移籍した田中将(たなか まさる)の復活に期待が高まっています

田中は日米での実績が豊富ですが、昨季はわずか1試合の登板にとどまったため、新天地での練習が肝要となります

 また、昨季中日で最多43セーブを記録したマルティネスと、29セーブの大勢(おおせい)が抑えの座を争うことが予想されます

さらに、ソフトバンクからの移籍選手甲斐(かい)は、正捕手を巡り大城卓(おおしろ たく)、岸田(きしだ)らと競争を繰り広げる見込みです

 対抗する埼玉西武ライオンズは、昨季にチーム打率2割1分2厘を記録し、リーグ歴代最低を更新するなど、深刻な貧打に悩まされていました

新監督の西口(にしぐち)は、まずこの打撃力の改善を最優先課題として取り組みを進めます

昨季中には多くの選手が1軍でプレーしたものの、いずれも期待に応える成績を残せませんでした

 西口監督は、二塁手だった外崎を三塁で起用する方針を示し、打撃に重きを置く実践を促しています

なお、二塁手としては守備力に定評のある若手選手の児玉(こだま)や滝沢(たきざわ)が競争を繰り広げ、打撃面での向上を求められています

そして、昨季終盤に中軸を担った佐藤龍(さとう りゅう)選手にもさらなる成長への期待が寄せられています

 外野のポジションでも、横一線の競争が見込まれています

昨季104試合に出場した25歳の有望株・西川(にしかわ)は打撃力の向上が求められており、大卒3年目の蛭間(ひるま)も存在感を示したいところです

ドラフト2位で指名された新人の渡部聖(わたべ ひじり)もチャンスを狙っています

巨人と西武が新シーズンに向けて準備を進める中で、それぞれのチームの強みと課題が浮き彫りになっています。巨人は投手の強化が進んでいますが、得点力向上が進まなければ重要な試合での勝利が難しくなる可能性があります。一方、西武は貧打を克服するために戦術を見直し、新監督の指示を受けた選手たちがどれだけ活躍できるかが注目されます。
キーワード解説

  • 得点力とは? 得点力は、試合で得点を獲得する能力を示します。打撃力や走塁技術も含まれ、試合の勝敗に直結する重要な要素です。
  • 抑えとは?抑えは、試合の終盤に出場してリードを守るために登板する投手を指し、特にセーブが記録されることの多いポジションです。
  • 監督とは? 監督は、チームを指導する人で、選手起用や戦術を決定する立場です。チームの成績に大きな影響を与えます。
  • 若手選手とは?若手選手は、プロ入り間もない選手を指し、経験の不足が課題ですが、伸びしろがあるため将来への期待も大きいです。

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