この改修は、観客数の増加を目指すもので、球団は収益向上とプレー面でのメリットを期待している
新設されるテラス席の概要
新しいテラス席は、内野側のファウルゾーンにもせり出す形で設置され、より臨場感のある観戦を提供することを目指しているバンテリンドームの現在の客席数は3万6398席だが、今改修によりさらに多くの観客を収容できる余地が生まれる
改修工事は今シーズン終了後に開始され、2026年からの使用を予定している
中日の本塁打数とテラス席の必要性
バンテリンドームナゴヤは、両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンスの高さは4.8メートルという設計のため、12球団の本拠地の中でも本塁打が出にくい球場として知られている実際、中日ドラゴンズは2019年から5年連続で12球団ワーストの本塁打数を記録しており、球団の日本人選手で30本塁打以上を記録したのは2010年の和田一浩が最後だ
過去の成績とファンの声
中日の近年の成績は厳しく、史上初の3年連続最下位に沈むなど得点力不足が深刻な課題となっている過去10年間でAクラスに入り込んだのは2020年の1度だけであり、球団の現場やファンからはテラス席の設置を求める声が上がっていた
他球団の事例
他のプロ野球チームでもテラス席の導入が進んでおり、2015年には福岡ソフトバンクホークスのヤフオクドーム(現みずほペイペイドーム)に「ホームランテラス」、2019年には千葉ロッテマリーンズのZOZOマリンスタジアムに「ホームランラグーン」が新設された両球場も観客数の増加に貢献している
中日ドラゴンズのバンテリンドームにおけるテラス席の新設は、収益と観客数の増加を見込んだ施策であり、チームの本塁打不足を解消するための一助となるかもしれません。周囲の球場での成功例もあり、ファンの期待も高まっています。
ネットの反応
中日ドラゴンズがバンテリンドームにテラス席を設置する計画について、ネット上では多くのファンが意見を交換しています
コメントの中には「ホームランが出ないから勝てない」という意見があり、観客を引き付けるためには得点が増える工夫が必要であると感じているようです
また、「投手陣には脅威」という声もあり、テラス席の設置が投手に与える影響を懸念するファンも少なくありません
さらに、「得点が増えるから現地観戦はおもしろいと思うけど、失点も増えるだろう」との指摘もあり、攻撃だけでなく守備の重要性も強調されています
また、テラス席が観客を増やすことに期待している一方で、実際には「ただのアドバンテージではない」といった懐疑的な見方もあります
特に中日のように長打力が不足しているチームにとって、この変更がどれほど効果的であるか疑問視する意見も多く、補強や戦略の見直しが求められているとも言えます
「新規のホームランバッター獲得に本気を出してほしい」とするファンの声は、変革の必要性を強く感じさせます
一方で、「良い球場の一部を無くす必要は無い」とテラス設置に対して否定的な意見も目立ち、ファウルボールをめぐる選手の安全についても懸念されています
試合観戦の楽しさを高めるための工夫は必要であっても、「選手たちに負担をかけるような変化」は望ましくないという見方も強いのです
このように、テラス席設置に対する反応は多様であり、ファンの期待とともに懸念も抱かれていることが分かります
今後、どのようにこれらの意見が反映されていくのか、この計画が実現される2026年までの動向が注目されます
ネットコメントを一部抜粋
面白いとは思う けど、飛ばせる選手もいないんだな…もう
ホームランが出ないから勝てないのなら、どうしてホーム球場以外で負け越すのか。
勝つために付けるんじゃないですよ面白い試合にするために付けるんです。
やっとまともな野球が見れるね
そんな金あるならメジャーの長距離砲のひとりでも連れてきたらどうですか?
キーワード解説
- テラス席とは?テラス席は、球場の外野フェンス手前に設けられる観客席で、選手のプレーを間近で楽しめる観戦スタイルを提供します。
- 本塁打とは?本塁打は、バッターがボールを打ち、フェンスを越えて得点をするプレーのことを指します。
- 収益アップとは?収益アップは、企業や事業の収入を増やすことを意味し、観客数の増加に伴って見込まれます。

