この時期の投球練習は、新庄監督から指名された4月1日の本拠地開幕戦、ソフトバンク戦に向けた重要な準備と位置づけられています
新しい調整法と火曜日のブルペン劇場
昨シーズンの“金曜ローテショー”同様、伊藤は今季もほぼ中6日での調整を進める方針を示しました中6日とは、投手が先発登板の間に6日あることを指し、その間に投球練習や調整を行います
このようなリズムを持つことは、投手にとってコンディションを維持するために非常に重要です
環境に配慮した調整法
初日から約20球のブルペン投球を行った伊藤は、沖縄の気温が午前9時で約13度前後だったことにも関わらず、黒い半袖シャツを着用し、投球を続けました彼は自身の投球スタイルにこだわりを持ち、「寒いです
でも、試合では長袖で投げないので」と述べ、どんな環境でも試合の状況を意識した調整を心掛けています
火曜日に投げる意義
伊藤は「今日は火曜日なので、サイクルを作るのに無理して投げた方がいいかなと思った」と語り、この日が火曜日であることに特別な意味を見出しました公式戦初登板は4月1日、火曜日ですので、その日を見据えた調整を進めていることが分かります
成功体験を活かす
昨季の経験と成功を基に、伊藤はイメージを持って調整を行います昨季は開幕戦で見事な投球を披露し、球団の開幕投手として勝利を収めました
彼は今季も同様の成功をおさめることを目指しています
年度 | 試合日 | 相手 | 投球内容 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2023 | 4月1日 | ソフトバンク | 6回101球、4安打9三振無失点 | 白星(勝利) |
約2カ月後の本拠地開幕戦に向けた準備を整える彼は、勝利を手にするためのシナリオをしっかりと頭に描いています
【永野高輔】伊藤大海投手が新たに設けた“火曜ブルペン入り劇場”は、試合に向けた準備として非常に戦略的です。自らの経験を基にした調整法が、成功をもたらすことを期待する声が高まっています。どのような結果になるか、今後の動きが楽しみです。
キーワード解説
- ブルペン:投手が投球練習を行う専用のエリアで、試合前にコンディションを整えるために使用されます。
- 中6日:投手が試合に出るまでの日数で、頻繁に投げるリズムを作るために重要です。
- サイクル:投手が投球練習や試合を行うリズムのことを指し、安定したパフォーマンスを維持します。