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日本ハム水谷外野手、ハワイでの独自トレーニングが生んだ「豚汁」の思い出

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日本ハムの水谷瞬外野手(23)は、ハワイでの10日間に及ぶ自主トレを終え、千葉・鎌ケ谷に戻ってきた

そこで行ったティー打撃などの練習において、彼は自身の心を奮い立たせる一品、「豚汁」に再会した

水谷はこの料理を「懐かしの味」と捉え、過去の努力を思い起こさせる重要な存在と語る

ハワイでの独自トレーニング

水谷は、移籍初年度の2024年に1軍出場なしの状態で迎え、その年俸は推定560万円だった

そこで彼は、150万円以上をかけてハワイに17泊し、辛い状況を乗り越えようとした

当時、食事は朝食にコーンフレーク、昼食には2〜3品だけの「5ドル弁当」、そして夕食はフードコートで済ますという極限の生活が続いた

水谷は「食べてもおなかが鳴っていた」と振り返る

心を支えた「豚汁」

そんな生活の中、現地の知人が心温まる豚汁を提供してくれた

その瞬間、水谷は感激し、「ごはんを食べて涙が出たのは経験したことがなかった

ここから1年頑張ろうという気持ちにさせてもらえた」と述べた

この出来事が、彼の選手人生において大きな転機となった

2024年の飛躍

ハワイでの経験を経て、2024年のシーズンで水谷は1軍に97試合出場

交流戦MVPを受賞し、オールスターにも選出されるというブレイクを果たした

この成功には、あの「豚汁」が大いに関与していると言える

新庄監督からの期待
次なるシーズンでも水谷はさらなる成長を目指す

新庄剛志監督からは「打って走ってくれればレギュラーに1歩近づく

守備は期待してない!」と激励を受けているという

水谷は、「5位では『新庄剛志』っていうストーリーに合ってない」とプロとしての意気込みを語った

彼が目指すのは、20本塁打と20盗塁を達成する「20-20」の偉業であり、新たな絶景を求めて進んでいく

水谷選手のハワイでの経験は、彼のプロスポーツ選手としての成長において非常に重要な意味を持っている。特に「豚汁」が彼の心を支えたエピソードは、食事が選手に与える影響の大きさを改めて感じさせる。また、新庄監督からの期待も、次のシーズンへのプレッシャーとモチベーションを高めていることだろう。
キーワード解説

  • 自主トレとは?:選手がチームの正式な練習や試合のない時期に行う個別練習のこと。技術向上や体力強化を目的とする。
  • 交流戦MVPとは?:日本のプロ野球で行われる交流戦において、最も活躍した選手に贈られる賞のこと。
  • 大航海とは?:ここでは水谷選手が成し遂げたい目標や挑戦を比喩的に表現した言葉で、未踏の成功を追い求めることを指す。
  • 20-20とは?:プロ野球選手がシーズン中に、20本以上の本塁打と20盗塁を達成することを指す。非常に稀な偉業で、選手の多才さを示す。

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