監督は新加入のライデル・マルティネス(28歳、元中日)を9回のクローザーとして起用し、昨季の守護神である大勢(おおせい)投手(25歳)を8回に回す方針を明確にした
この新たな投手リレーは、巨人伝統の「良き試練」として、大勢選手にとっては競争を激化させる要因となる
2月1日から始まる春季キャンプの準備が進む中、阿部監督は一軍合同自主トレーニングが行われている宮崎に向けて意気込みを示した
オフシーズンに行われた大型補強により、マルティネス選手が新たに加入したこの背景には、巨人が打開できる様々な戦略が隠れている
同監督は試合終盤の継投策として「大勢―マルティネス」の組み合わせを指示し、試合中の流れに応じて柔軟に対応する姿勢を見せた
ただし、マルティネス選手には「3連投までしかさせない」という具体的な制約があると監督は語る
そして、連投が重なり疲労が蓄積すると、バルドナードやケラーなど他の投手を起用し、大勢選手を9回に回し再調整を行うと明かした
選手起用の最終決定権は阿部監督が持っているが、大勢選手には9回を守る意欲が強い
かつて新人最多タイ記録となる37セーブを挙げ、新人王に輝いた大勢選手にとって、マルティネス選手との競争は初めての大きな試練である
球団OBは「巨人は毎年強力な新戦力が加入し、簡単にポジションを奪われる」と述べ、各選手はこの競争を乗り越える重要性を説いた
大勢選手には、マルティネス選手を相手にしっかり準備を整えることで、真の守護神としての地位を確立するチャンスが待っている
多くの選手がポジションを巡って激しい競争を繰り広げるのは、プロ野球ならではの厳しさです。大勢選手にとって、マルティネス選手との競争が自身の成長を促すきっかけになることを期待しています。新たな投手陣の戦略は、観る者にも大きな期待を抱かせるものです。
キーワード解説
- クローザーとは?野球におけるクローザーは試合の終盤、特に9回を守る投手のことで、得点を許さずに試合を締める役割を担っています。
- セーブとは?セーブは投手が試合の終盤でリードを守った場合に与えられる記録で、その数が多いほどその投手が重要な役割を果たしたことを示します。
- 守護神とは?守護神は、そのチームの試合の最後を締めくくるための一番信頼されている投手を指し、通常は試合の勝敗を決定づける重要な役割を果たします。