これは新加入外国人選手らとのポジション争いを勝ち抜くための戦略といえます
マツダスタジアムで行われた合同自主トレの最終日、末包選手は新しいファーストミットを装着し、緊張感を持ちながらノックでゴロの捕球を重ねていました
末包選手は過去に一塁としての出場経験があり、2022年には2試合、2023年には1試合でプレーしました
しかし、昨年は春季キャンプ前に膝を痛めたため、外野専念を余儀なくされました
今年のオフからは一塁の練習を再開し、「外野で出たいが、一塁はオプションとして最低限できれば
いつでも呼ばれてもいいように」と述べ、出場機会の増加を狙っています
今季にかける彼の意気込みは、身体にも表れています
体重はピーク時から約5キロ減量し、膝を負傷しないようトレーニングに励んできました
新外国人選手のモンテロや、昨年から一塁に挑戦している田村選手との競争が繰り広げられる中、外野でもファビアン選手、野間選手と厳しいポジション争いが予想されています
末包選手自身は、「昨年は2月1日から野球ができなかったので、今年は本当に楽しみでワクワクしている」と語り、期待感を示しました
末包選手のアプローチは、プロ野球選手としての柔軟性と適応力の象徴です。一塁手としての可能性を広げつつ、外野でも競争する姿勢は彼の成長を示しています。特に、昨年は思うようなプレーができなかった分、今季にかける思いは強いのでしょう。新たなチャレンジに挑む姿はファンにも新しい期待を抱かせます。
キーワード解説
- ファーストミットとは?:野球において一塁手が使用する手袋のことで、特に捕球しやすいように設計されています。
- ノックとは?:選手が守備練習をするために、打球を送り込む練習方法のことです。選手はそのボールを捕球する練習を行います。
- 出場機会とは?:選手が試合に出る機会のことです。これは選手にとって非常に重要な要素であり、自身の成長やチームへの貢献に直結します。