この日の練習では、ブルペンに入り、計20球を投げ込む姿が見られました
特に注目すべきは、マウンドに立つ際に背中側にトレーナーを立たせ、体が開くのを抑える投球フォームを実践していたことです
藤平投手は「再現性を高めるために(体が)開くのを抑えるように投げている」と解説
投手の「再現性」とは、同じような投球動作を繰り返す能力を指し、これが高いと安定したパフォーマンスが期待できます
これまで2023年までは先発ピッチャーとして活動していた藤平投手ですが、昨シーズンから中継ぎに転向しました
中継ぎピッチャーとは、先発が投げ終え、試合の中盤や終盤に登板する投手のことを指します
昨シーズンは47試合に登板し、プロ初のセーブも経験
シーズン統計は0勝1敗1セーブ、20ホールド、防御率1.75という成績を記録しました
彼は「去年と同じような気持ちで入り、もう一度投げられるようにアピールしていきたい」と述べ、抑えの則本選手とともに『勝利の方程式』を構築することを目指しています
藤平選手の新シーズンに向けた準備が進んでいるのは心強いニュースです。特にトレーナーを利用した投球練習は、再現性を高めるために効果的な方法の一つです。中継ぎとしての役割が多くなる中で、昨季の経験を活かし、さらなる成長を遂げることを期待しています。
キーワード解説
- 再現性とは?:同じ投球動作を繰り返す能力のこと。高い再現性は安定した投球を実現する。
- 中継ぎピッチャーとは?:先発投手が投球を終えた後に登板する投手のこと。試合の流れを引き継ぐ重要な役割を担う。
- ホールドとは?:試合が続いている中で、抑え投手が仕事を果たし、勝利に貢献した回数を示す。
- 防御率とは?:投手が投げた回数に対してどれだけ失点を許したかを示す指標。数値が低いほど良い投手とされる。