昨年の2022年、新型コロナウイルスに感染して以来、初めての2軍スタートとなった村上選手は、将来の復帰を見据えて練習に励んでいます
村上選手は昨シーズン、33本塁打を放ち、86打点を挙げたことから、打撃タイトルに輝いた実績を持つ選手です
しかし、昨年12月に右ひじの手術を受けたため、今春のキャンプは2軍からのスタートとなります
手術後、競技復帰までにはおよそ2～3か月が必要とされる見込みでしたが、村上選手は「もう全然、なんともないです」と自信をのぞかせ、軽やかな動きを披露しました
特守（特別守備練習）では、自身のスイングや守備動作をスマートフォンで撮影し、フォームや動きの確認を行いました
さらに、通常のグラブの半分ほどのサイズのグラブを使い、守備技術の向上に努めています
また、特打（特別打撃練習）では、手術の影響を感じさせない素晴らしいスイングを披露しました
「いい状態であり、いつでも呼ばれてもいい準備はできている
けがを治しながら、ゆっくりやっていきたい」との意気込みも語りました
副キャプテンとしての責任も重視している村上選手は「8年目で、最後の年になるので、チームを引っ張っていかなくてはならない
ここ1、2年はその意識が薄れていたが、肩書きもついてきたので、より一層チームを考えて行動しないといけない」とコメント
練習の後には、来場していた子供たちに即席のサイン会を開くなど、ファンへの配慮も見せました
村上選手が2軍スタートとなった背景には、右ひじの手術があるものの、彼の強い意気込みや練習に対する取り組みは非常に前向きです。春季キャンプという新しいシーズンの始まりにあたり、多くのファンが彼の復帰を楽しみにしていることでしょう。
キーワード解説
- 2軍とは？: プロ野球チームの中で、主力選手とは異なるレベルのチームを指し、主に若手選手や怪我からの復帰中の選手が所属する。
- 特守とは？: 守備練習の一環で、選手が特定の守備位置におけるプレーを重点的に練習すること。
- 特打とは？: 打撃練習の一環で、選手が特に大切だと考える技術やスイングを集中的に練習すること。
