橋本、侍ジャパン入りを目指す!春季キャンプで見せた手応え

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◇渋谷真コラム・龍の背に乗って キャンプ編◇2日、中日春季キャンプ(沖縄・北谷)では、春の訪れと共に選手たちの新たな飛躍への期待が膨らんでいる

侍ジャパンの井端監督が中日を訪れ、来る3月の強化試合および来春のWBC(World Baseball Classic)に向けた選手選考を視察する中、特に注目が集まっている選手がいる

それが橋本選手だ

昨季、橋本選手はキャリア最多の47試合に登板し、防御率1・73という優秀な成績を収めた

特筆すべきは、本塁打を1本も浴びなかったことで、奪三振率も9・35という数値であり、同じ中継ぎ左腕のライデル・マルティネス(奪三振率9・16)を上回った

橋本選手は「自分でも三振を取れるのは特長だと思っています」と語りつつも、「逆に連続してボール球を投げたり、カウントを悪くしてしまうことは課題だ」と明かした

橋本選手の強みと課題

球威があり、被弾のリスクが低いとされる橋本選手

しかし、制球力の乱れは、今後の選考に影響を与える可能性がある

左のリリーバーとしては、松井(パドレス)の存在が頭に浮かぶが、昨季の最優秀中継ぎとして名を馳せた桐敷(阪神)、河野(日本ハム)もライバルとなる

彼が侍ジャパンに選ばれるためには、まずホールドポイント(HP)の向上が不可欠だ

昨季は8(3勝5ホールド)を記録しているが、他の選手が背負った重圧や役割と比較すると、物足りなさを感じざるを得ない

また、外国人打者に対する成績にも注目が集まっている

橋本選手は「オースティンだけはあまり好きではなかったかな」と言いつつも、「大事な場面で投げるにはそういう部分も大切」と自身の成長に対する意欲を見せた

期待される今後の展望

今季の成果が侍ジャパン入りへのカギとなる

橋本選手がチーム内での序列を上げ、タイトル争いに絡むようなら、その名は選考リストに加わることが期待される

「1シーズンあれば評価や位置付けは変わる」と語る彼が、来年には侍ジャパンの一員として名を連ねる姿が期待される

橋本選手が今季中に実力を証明し、侍ジャパンへの選出を狙う姿勢には注目が集まります。昨季の防御率や奪三振率からも、その可能性を十分に秘めているといえるでしょう。特に、ホールドポイントの向上と制球力の改善が求められ、これからの成長が期待されます。
キーワード解説

  • WBCとは?World Baseball Classic(WBC)は、国別に競う野球の国際大会で、名誉と栄光を懸けて各国が戦います。
  • 防御率とは?投手がどれだけ打たれにくいかを示す指標で、投球回数100イニングに対し何失点したかで算出され、低いほど優秀です。
  • 奪三振率とは?投手がどれだけ三振を取ったかを表す指標で、奪三振の数を投球回(または打席数)で割った比率です。
  • ホールドポイントとは?試合中に勝っている場面で、後続の投手に引き継いで得点を許さなかった投手に与えられるポイントです。

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