侍ジャパン井端監督、若手選手に期待を寄せる沖縄キャンプ視察

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇3日 日本ハム春季キャンプ(沖縄・名護) 日本のプロ野球界で注目を集める“侍ジャパン”の井端弘和監督(49)が、春季キャンプを視察し、若手選手への期待を語った

井端監督は、3月5、6日に予定されるオランダとの強化試合に向けて、選手たちの調子を確認する重要な機会として捉えていた

この視察では、特に新庄剛志監督(53)から推薦された選手たちに注目が集まった

「若い選手が非常に多く、まだまだ伸びる可能性がある

注意して見ていかないといけない」と、彼は期待感を表明した

昨季、交流戦で歴代最高打率を達成しMVPに輝いた水谷瞬外野手(23)、昨季の最優秀中継ぎ投手である河野竜生投手(26)、そして新庄監督から今季のダブルストッパー候補に挙げられた斎藤友貴哉投手(30)が、井端監督と直接あいさつを交わした

井端監督は水谷選手について「日本は左打者が多い中で、貴重な右打者」と位置づけ、昨年のプレミア12で左の中継ぎが不足していた状況を踏まえ、河野投手に対する期待を述べた

また、斎藤投手については「今年1年しっかりやってくれれば、(代表に)入って来られるだけの球は投げている」と高く評価した

その他にも、20代の有望株である伊藤、北山、万波、清宮幸、五十幡らが在籍する中、井端監督は野村佑希内野手(24)の名前を挙げ、「日本ハムは1年で確実に成長する選手が多い」と期待を寄せた

さらに、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で金メダルを獲得した栗山英樹・日本ハムCBO(63)とも長時間にわたって話し合い、「メジャーの選手を選ぶタイミングや、大会のイメージを教えてもらった

この豊富な経験は、自分にとっても安心感を与えてくれた」と振り返った

日本ハムの春季キャンプを視察した井端監督が若手選手への期待を語った様子は、新しい世代の選手たちが侍ジャパンにどのように貢献できるのかを示唆している。特に水谷選手や河野投手、斎藤投手の評価は、今後の国際大会に向けた重要な要素となるだろう。監督が新たな才能を見出し、育てることで、日本の野球界全体がさらなる高みへと進むことを期待したい。
キーワード解説

  • 侍ジャパンとは? 日本の野球代表チームのこと。国際大会で国を代表して戦う。
  • ダブルストッパーとは? 2人のストッパー(終盤に登板して試合を締める投手)を持つ戦略。
  • MVPとは? Most Valuable Playerの略で、最も価値のある選手に授けられる賞。
  • プレミア12とは? 世界中の野球国が集まって行う大会で、国を代表して戦う。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。