昨年の「プレミア12」では4番を務めた森下に対し、指揮官はシーズンを通じた高成績と、11月の強化試合でのアピールを期待している
午後の打撃練習の前、森下は三塁ベンチで佐藤輝と話す井端監督に笑顔で挨拶し、和やかな雰囲気で対話を楽しんだ
取材に応じた井端監督は森下の名前を挙げない形で「忘れていました」と発言し、報道陣を笑わせる場面も
しかし、その言葉の裏には森下への期待が込められていることは明らかだ
井端監督は、森下に求めるのはシーズンを通しての安定した成績だと言及
「阪神ではほとんど4番を任された経験がないが、彼には大きな飛躍の年であってほしい」と語った
昨年の「プレミア12」では全9試合で4番を任され、打率は.357、ホームラン1本、打点9という好成績を残した
",森下選手の強みは初球から振れることであり、「見ていくのではなく、どんどん振れる選手は期待が持てる」と考える井端監督の評価も高い
しかし、代表争いは激しく、鈴木(カブス)、ヌートバー(カージナルス)、近藤(ソフトバンク)など強力なライバルがひしめく
森下は11月の強化試合メンバーには選出されないが、競争に参加する意欲を見せている
「出たいです
元々WBCには出たかったので」と言い、夢の舞台を目指して結果を出すことの重要性を強調した
特に今年は、2年続けての2軍落ちを経験した森下にとって、全ての面で良い成績を収めることが求められる
井端監督は、「彼には全ての面でいい成績を収めてほしい」と期待を寄せている
沖縄でのキャンプでさらにパワーアップした森下選手は、「いつも通り、自分のやるべきことを毎日やっているだけ」と気負わずに発言
シーズンへの準備を着実に進めている様子がうかがえる
選手名 | 所属 | 代表歴 |
---|---|---|
森下翔太 | 阪神 | プレミア12 2023 |
鈴木誠也 | カブス | WBC 2023 |
ヌートバー | カージナルス | WBC 2023 |
近藤健介 | ソフトバンク | WBC 2023 |
キーワード解説
- WBCとは? メジャーリーグで活躍する選手が出場する、世界一を決める野球の国際大会で、日本も多くのタイトルを誇ります。
- プレミア12とは? 世界の野球強豪国が集まり開催される大会で、次世代の日本代表選手が育つ舞台とも言えます。
- 外野手とは? バッターが打ったボールを捕るポジションで、守備の要となります。特にキャッチング技術が求められます。