昨年10月末に第三腰椎分離症を再発してしまった影響で、今シーズンのキャンプはB組でのスタートとなったが、今回のキャンプで初めて捕手を座らせて60球を投げるブルペン投球を行い、その順調な回復ぶりをアピールした
トレーニングの内容と目的
山下は「一番の目的は、開幕から一年通してやること」と語り、計画的にメニューを消化することの重要性を強調彼は午前8時30分からの早出練習に備え、宿舎で治療を受けた後、球場へ向かうというルーティンを築いている
球場では約9時間の練習を行った後も、自宅に帰ってからストレッチや腰部のケアに取り組み、総計で10時間を超えるトレーニングをこなしている
再発防止と負荷を考えたトレーニング
「ケガが続いているので、一番の課題は再発を防ぐこと」と山下は述べ、身体への負担を減らしつつも適切な負荷をかけるトレーニングをオフから行っていることを明かした日によって鍛える部位を変え、ウエートトレーニングなど多様な方法で体を休ませずに鍛え続けている
これに対し、岸田監督はブルペン投球を視察し、「球が速かったですね
どう見ても明らかに順調そう」と評価
しかし、実戦復帰については慎重を期し、「無理はさせない
焦らず状態を見ながら進める」と話した
目指すは開幕ローテーション入り
山下は「もちろんブレることなく、開幕から投げることを目指している」としっかりとした意志を示した宮崎の夕暮れの中、彼の目には復活への強い思いが見え隠れしていた
今回の山下選手のトレーニング内容は、体の状態に気を遣いながらも、長時間にわたり集中して取り組む姿勢が印象的です。また、監督が慎重な姿勢を示す中で、彼自身の高い目標意識も伺えました。復活が楽しみです。
キーワード解説
- ブルペン投球とは？投手が試合前に行う練習で、実際に投げる感覚を確かめるためのものです。
- 再発とは？過去に受けた負傷が、再び同じ部位に起こることを指します。
- 開幕ローテーション入りとは？シーズンが始まる際に、先発投手としての出場権を得ることを意味します。
