若き女子野球選手、佐々木秋羽が読売ジャイアンツ女子チームに入団

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花巻東高校女子硬式野球部の3年生、佐々木秋羽選手(18)が今月、読売ジャイアンツ女子チームへの入団が決まりました

彼女は筑波大学体育専門学群への進学も決定しており、野球と学業の両立を目指す二刀流の挑戦に乗り出します

女子野球界から期待される選手として、佐々木選手は「文武両道を実践し、女子野球の知名度向上にも貢献したい」と抱負を語りました

高い能力を持つ選手

佐々木選手は身長169cm、右投げ左打ちの選手で、俊足と巧打が特長です

守備では主に遊撃手(ショート)を務め、攻守の要としてチームを支えてきました

彼女はチームのキャプテンとしてもリーダーシップを発揮し、昨夏には全国高校女子硬式野球選手権大会で花巻東高校を初の準優勝に導きました

入団と今後の目標

昨夏、佐々木選手は読売ジャイアンツ女子チームの入団テストを受けて合格しました

「まさか合格するとは思わなかった」と彼女は打ち明けていますが、伝統あるチームの一員となることに「自覚と誇りを持って成長していきたい」と意気込んでいます

彼女は「1年目から活躍すること」を目標に掲げ、将来的な日本代表入りを目指しています

兄からの激励

米スタンフォード大学でプレーする兄、麟太郎選手に入団の報告をしたところ、「おめでとう」と祝福されると同時に、「ハードスケジュールになるから、どっちも中途半端にならないように頑張れ」と激励されたとのことです

背番号55と憧れの松井選手

選んだ背番号は55

これは、巨人や米大リーグ・ヤンキースで活躍した松井秀喜さんが付けていた番号です

昨年9月に行われた「高校野球女子選抜VSイチロー選抜KOBE CHIBEN」では、本塁打を打つ機会もあり、松井さんと直接話すことができたことから、「人間性も含めて一流の選手を目指したい」と力を込めました

筑波大学での学び

筑波大学への進学は、父親の勧めでもあり、彼女は高校2年生の時からこの大学を志していました

体育専門学群では、野球の動作分析やコーチング学に関する研究が行われており、「自分の技術向上に生かせる研究に取り組みたい」と考えています

また、将来的には女子野球を世界に広げるため、英語の勉強にも力を入れる意向です

佐々木秋羽選手の入団は、女子野球における大きな前進を象徴しています。彼女の挑戦は、多くの若い選手にとっても希望となるでしょう。また、大学での学びを通じて自身の成長を促しつつ、女子野球の発展にも携わろうとする姿勢が印象的です。今後の彼女のさらなる活躍に期待が高まります。
キーワード解説

  • 女子野球とは?女性が参加する野球の形式で、競技人口の拡大や競技レベルの向上が期待されています。
  • 二刀流とは?一般的に野球界で、投手と野手の両方を兼任して活躍する選手のことを指します。
  • 入団テストとは?プロチームやクラブに入るための試験で、選手の技術や実力が評価されます。
  • キャプテンとは?チームのリーダーで、戦略的な判断やチームメイトの士気を高める役割を担います。
  • 動作分析とは?スポーツにおいて選手の動きを解析し、パフォーマンスを向上させるための考察や研究を行うことです。

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