この日、田嶋選手は体の左側に半円を描くようにグラブを動かしながら投球を開始
トータルで42球を投げ、そのうち捕手である森選手からは「4、5球は良い球があった」との評価を受けていた
新たな挑戦: 腕主導の投法へ
田嶋選手は、昨年シーズン6勝に留まった原因を分析し、オフシーズンにはアスリートコンサルタントの鴻江寿治氏が主宰する合同自主トレに参加このトレーニングを通じて、自らの投球スタイルが「うで体タイプ」であることを再確認
「腕主導」の考え方に基づくフォーム改良に取り組んでいる
腕主導とは?
腕主導とは、腕の動きを中心に据えた投球フォームのことを指す一般的には、体全体を使って投球するのが理想とされるが、腕を強調することでより力強い球を投げることが目指される
前年の反省と新たな試み
田嶋選手は昨季を振り返り、「迷いしかなかった」と語る自主トレを通じて新たな答えを探し、効果を実感し始めている
「あのフォームになっているのは、自分が腕主導だからだ」と説明し、菅野投手を模範とした投球フォームの重要性を認識している
今後の調整と展望
田嶋選手は「この形でいくとは言い切らないが、方向性としては定まっている」とし、独特の表現で現在地を表現今後の投球フォームの完成度を高め、バッターと対峙するための調整を進めていくことがカギであると締めくくった
田嶋大樹選手が新たに採用した「腕主導」の投法は、今後のシーズンにおいて彼のパフォーマンスに大きな影響を与える可能性がある。この新しい試みが成功すれば、オリックスの成績向上にも寄与する期待が寄せられる。
キーワード解説
- 腕主導: 投球動作において、腕の動きを中心にしたスタイルのこと。体全体を使うのではなく、腕で投げることを優先する。
- うで体タイプ: 身体の動きの中で腕の役割が重要な選手を指す。投球時に腕の動きが力強さに繋がるという考え方。
- 自主トレ: 自主トレーニングの略で、選手が自己の成長を目的に行うトレーニング。チームの指導者が関与しない個別のトレーニング。