彼は強風と冷え込みの中、100球を投げ込むことに成功し、特に高津臣吾監督(56)から教わった新球種シンカーの習得に注力している
昨季はコンディション不良でわずか12試合の登板、2勝という結果に終わったが、彼はその悔しさを糧に再起を目指す
小川の挑戦と金言
小川は「しっかりと戦えるように毎日準備していきたい」と語り、自身の成長を希望しているシンカーとは、ボールが投げた後に大きく変化する球種で、主に左打者に対して効果的なストレートからの変則球である
彼の新たな挑戦には、高津監督の「指先も器用で、取り組む姿勢が素晴らしい」との言葉が後押ししている
古田元監督の支援
この日、元ヤクルト監督で現在は臨時コーチとしてチームに合流した古田敦也氏(59)が小川の投球に注視し、彼の回復を期待している古田氏はプロとしての経験を基に「年齢とともに体や球威が変化することは当然」と指摘し、小川に対し「経験値が上がる中で相手を見ながらの投球が求められる」との金言を贈った
捕手陣への指令
さらに、古田氏は捕手陣にも「打率3割指令」を出し、若手投手に対して熱心な指導を行った彼は自身が現役の際に達成した打率3割の経験をもとに、捕手たちに対し高いレベルの期待を寄せている
古田氏は「次回が最後の捕手役になる」意向を示し、明るい笑顔を見せた
小川投手が新たなシーズンに向け、古田臨時コーチや高津監督からの指導を受けている姿は、彼の再生への強い意志を感じざるを得ません。特にシンカーという新球種を習得しようとする姿勢は、プロとして必要な進化を求めている証でしょう。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- シンカーとは?ボールが投げた後に大きく変化する球種で、特に左打者に対して効果を発揮する。
- ブルペンとは?投手が投球練習を行うための特別なエリアで、試合前にコンディションを整える場。
- 指導とは?特定の技術や知識を教えること。スポーツでは選手の成長のための重要な要素である。

