中日の北谷キャンプ第1クールの最終日、第4日目にあたる4日、3年目のドラフト1位右腕、仲地礼亜投手(23)が今キャンプ初めてフリー打撃に登板した
対戦したのはともに左打者の村松選手と上林選手で、全40球を投じた
この投球ぶりに、沢村賞を受賞し、メジャーリーグでも活躍した本紙評論家の川上憲伸さん(49)は仲地選手の進歩を認めた
「成長を感じます
もちろん、球の強さに関して、かなり高め周辺では威力がありました」と語った
仲地選手は沖縄大から即戦力の期待を背負って入団し、2023年のルーキーイヤーでは9試合に登板して2勝5敗、防御率4.98という成績を残した
しかし、昨年の2年目では、5月26日のヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)でシーズン初登板
初回に2奪三振の三者凡退に抑えたものの、下肢のコンディション不良が影響し、2回にはマウンドに上がれなかった
そのため、わずか1イニングで降板し、そのままシーズンを終えてしまった
3年目の飛躍に向けて、川上さんは何がキーになるのかを考察する
「投球フォームが打者からして、それほどイヤなフォームではない
今の球の高さでは、せっかく球威があるのに、打者に捉えられる可能性がある
コントロールを上げることが重要」と指摘した
また、川上さんは「今までもシーズン前は良いが、何かが邪魔している
精神面も普通だから、カウントを悪くしてストライクを取りにいくと、全力が出ない部分が見受けられる」と述べた
制球力の向上は必要不可欠だと指摘し、さらに「ストライクの取り方やバッターのタイミングをずらす技術を習得することも課題だ」と述べた
彼は、着地が安定していることが重要であり、それが打者にとってのストレスとなる可能性があると考えている
最後に、川上さんは仲地選手が先発陣の一角に食い込むことに期待を寄せている様子が伺えた
中日の仲地選手は、春季キャンプでのフリー打撃登板を通じて成長を実感している。評論家の川上憲伸さんは、仲地選手の投球における球の強さを評価し、制球力や投球術の向上が必要だと指摘した。今後、彼がチームの先発陣に定着するためには、そうした課題に取り組むことが重要である。
キーワード解説
- フリー打撃とは?:フリー打撃は、打者がピッチャーからの球を自由に打つ練習で、投手の投球を受ける際に実戦に近い環境で行うことができます。
- 制球力とは?:制球力は、 pitcher's ability to throw the ball accurately and control its location. It is crucial for pitchers to prevent batters from hitting the ball effectively.
- メンタル面とは?:メンタル面とは、選手の精神状態や心の健康に関することです。精神的な強さは、パフォーマンスに大きな影響を与えます。