中村は、福岡ソフトバンクホークスから戦力外通告を受け、今季から育成選手としてロッテに加入した
「野球を始めた小学校3年生の時に初めてマリンスタジアムに行き、当時の僕は単純に選手としての憧れを持っていた
」と中村は振り返る
当時の思い出を語る中で「ピンストライプのユニフォームを着て、鏡でその姿を見た瞬間、まるでファンになったような感覚でした
」と胸が高鳴ったことを語った
学生時代に尊敬していた選手について尋ねると、「最初は西岡剛選手で、今江選手やサブロー選手も影響を受けました
」という思いを明かした
そんな彼らが今、ロッテという大好きな球団で実際に一緒にプレーできることに、「夢のようで、とてもうれしいです
」と感慨深い表情を浮かべた
中村は「自分がマウンドに立つとき、相手チームの応援が聞こえる
その後、ベンチに戻ったときに、自分の応援を耳にするのが楽しみです
」と述べ、ファンの反応が待ち遠しい様子を見せた
中村という名がチーム内に3人おり、マウンドに上がる際にファンからの呼び名がどうなるのかも気になると語った
彼は「中村亮太が無難かなと思っています
ただ、別の名前で呼ばれる可能性もあります
」とのこと
続いて立松は、「ドラフト6位で入団しましたが、地元で私の好きな球団でプレーできることが本当に嬉しい
野球をしていることが幸せです
」と語り、自身の気持ちを素直に表現した
立松もまた、中村と同じく自分が応援していた選手の姿を見ることができる喜びを感じているようだ
「西岡選手や福浦選手たちのユニフォームを着ていた記憶があるので、今その中にいることが信じられません
」と興奮気味に話した
2人は同じ「98年世代」として、現在の育成選手としての道のりを歩んでいる
中村は「支配下選手として認められることが目標
」と述べ、立松は「競争を勝ち抜きたい
」と意気込みを語った
彼らにとって、この春季キャンプは夢に近づく大切なステップとなる
取材・文＝岩下雄太ロッテの中村亮太選手と立松由宇選手は、共に育成選手として大好きな地元の球団でプレーすることに感謝し、夢を追い続けています。彼らの語る情熱は、ファンにとっても共感できる部分が多く、多くの人を勇気づけることでしょう。
キーワード解説
- 育成選手とは？ アマチュアからプロ野球に進む選手が、一時的に育成契約のもとで特定の育成システムでプレーする選手のことです。
- ピンストライプとは？野球のユニフォームの一種で、細い縦のストライプ模様のことを指します。多くのファンに愛されるデザインです。
- ZOZOマリンスタジアムとは？千葉ロッテマリーンズの本拠地であり、千葉県に位置するスタジアムです。多くのファンが愛する野球の聖地です。
