これは、3月5日と6日に京セラドームで行われる試合に向けたもので、矢野選手の卓越した守備力が高く評価されての抜擢である
監督の期待を一身に背負う矢野選手
井端弘和監督(49)は宮崎・日南のキャンプを視察し、矢野選手の守備技術に驚嘆「非常に素晴らしい守備を見せており、その守備力を代表チームでも披露してほしい」と期待を寄せている
特に、矢野選手のポジショニングや反応速度は、遊撃手としての高さを物語っている
昨季のゴールドグラブ賞受賞を経ての飛躍
昨シーズン、矢野選手は守備の優秀さが認められ、ゴールドグラブ賞を受賞した彼は日南春季キャンプのシート打撃ワークアウト中、仲田選手が放ったゴロをダイビングフライで好捕し、強肩を活かしてアウトにする場面があった
これに対して、矢野選手は「ポジショニングが良かった」と冷静に振り返った
未来への期待感
井端監督は、矢野選手の打撃についても触れ、「粘り強さが向上しており、今後の成長に期待している」としたさらに、今後予定されている2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、彼の存在が重要になる可能性を示唆した
矢野選手の意気込み
初めての代表経験となる強化試合に向け、矢野選手は「良い成長につながる」と意気込みを語ったさらなる成果として、昨季のスイングスピードが向上していることを挙げ、「もっと頑張りたい」と力強く語った
他の選手への目も向ける井端監督
井端監督は、昨年のプレミア12大会で招集しなかった広島の投手陣にも注目している特に中継ぎ左腕として森浦選手と塹江選手に期待を寄せ、「国際大会では左打者が多いので中継ぎ投手が重要になる」との意見を述べた
さらに、昨季東京オリンピックに出場した森下選手の実績にも触れ、今季の好成績を期待している
大瀬良選手も成長を目指す
一方で、大瀬良選手は昨季より改善の余地があるフォークボールに対し、新たに戸郷選手のアドバイスを取り入れるなどして手応えを感じている「もっと磨いて、投球の幅を広げたい」と意欲を見せている
侍ジャパンの強化試合メンバーに内定した広島の矢野選手は、高い守備力を持ち、今春の活躍が期待されている。井端監督の評価が彼の成長にどう影響するのか、今後のパフォーマンスが注目される。
キーワード解説
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