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巨人・駒田監督が宮崎キャンプを総括、個々の成長に期待を寄せる

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巨人の駒田徳広3軍監督(62)は、2月5日に宮崎で行われた春季キャンプ第1クールを振り返り、選手個々の成長に向けた練習方針を明らかにした

監督は、個の力を伸ばすことを目的に一日に二度の個別練習を取り入れたことを強調し、各選手が自らの特徴を生かすことで成長できることを期待している

駒田監督は、就任4年目にあたるこのキャンプインに際し、選手たちに「我々は巨人にとって1円の富も与えていない

経費を使っているだけだ

まだ育成選手で、本当の意味ではNPB(日本プロ野球)のプロではない」と伝えた

これにより、選手たちは周囲に対するリスペクトを持ち、一日も早くプロとしての成功を収めることを目指さなければならないと指摘した

第1クールを終えた感想について、駒田監督は「非常にいい練習ができました」と述べ午前と午後に分かれた個別練習の効果を実感しているという

午前中では走塁練習などの基礎練習が行われ、全体の練習後には打撃練習に取り組む形を取った

監督は「今年は1軍への“飛び級”を出さなければならない」との意気込みを示し、チームの強化だけでなく個々の能力向上も重要視している

具体的な選手に関する期待として、特に相沢選手について言及し、「昨年は苦しんでいたが、今年は期待が持てるプレーを見せている」と述べた

また、昨年のウィンターリーグで好調だった鴨打選手や、園田選手と千葉選手については、今年の後半には2軍の先発ローテーションで活躍してほしいと語った

一方で、過去2年けがに苦しんだ花田選手の復活にも期待を寄せている

最後に、駒田監督は球団OBの中畑清氏からの助言を受け、「声が小さいのはダメ」とし、1軍選手に求められる強い気持ちやスター性を育成することの重要性を訴えた

「技や知恵が表現できないのなら、せめて汗をかき、声を出してほしい

もしそれすらできなければ、選手として去るべきだ」と厳しい言葉で選手に期待を寄せている

駒田監督の発言からは、選手たちへの厳しい期待が感じられる。自身の成長を促すための明確な目標設定が選手に与えられ、成長をバックアップするための具体的な取り組みが見られる。また、選手の個性を伸ばす練習方針は、今後のシーズンに向けた良いスタートとなりそうだ。
キーワード解説

  • NPBとは?:NPBとは、日本プロ野球の略称で、日本国内における職業野球リーグの組織を指します。
  • 飛び級とは?:飛び級とは、選手が通常の昇進の流れを超えて、上のリーグやチームに進むことを意味します。
  • スター性とは?:スター性とは、選手が持つ特別な魅力や存在感を表し、観客やファンからの支持を得るために必要な特徴です。

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