村上は、2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に強い意欲を見せた
村上は今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する意向を示しており、WBCにはメジャーリーグ初年度の開幕直前に参加することになる
そのため、時間的な制約が予想されるが、彼は「出たい気持ちがある」と話している
村上は昨年12月に右肘のクリーニング手術を受け、その影響から今春のキャンプは2軍スタートとなった
キャンプ地での練習後、村上は井端監督に駆け寄り、握手を交わして挨拶した
「遠いところまでわざわざ足を運んでくださって、すごくありがたい
しっかり成績を残して、また日本代表に選ばれるように頑張りたい」と村上は語った
クリーニング手術の影響で、オランダとの強化試合の招集は見送られる見込みだが、井端監督は「当然、体が万全ならば、(日本代表に入る)という選手だから」とメッセージを贈った
村上は、日本代表としての経験や過去の実績を活かし、再びジャパンのユニフォームを着ることを強く希望している
特に、2021年には東京五輪で金メダル獲得、2023年にはWBCで優勝するために貢献した実績があるため、井端監督も村上に対する期待が高い
村上は「ジャパンに対しての思いは強い」と語り、井端監督も「本人の意思がある限り、しっかりやってくれるだろう」と信頼を寄せた
メジャー移籍の交渉は必要だが、過去には吉田正尚選手がメジャー1年目のキャンプを一時離脱し、WBCに参加した例もあり、村上の夢は決して遠いものではない
村上選手が日本代表への意欲を見せる一方で、メジャーリーグ移籍を控えた彼にとっては難しい状況もある。この状況を乗り越え、彼がどのように日本代表で活躍するか注目が集まるが、それに対する思いは非常に強いことが伝わってきた。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手が海外のメジャーリーグに移籍する際に用いられる制度で、選手が日本の球団と契約したまま、メジャーリーグの球団と交渉することができる方法です。
- WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは?:野球の国際大会であり、各国の代表チームが集まって優勝を目指すイベントです。2023年の大会では、日本が優勝を果たしました。
- クリーニング手術とは?:肘や膝などの関節において、損傷した軟部組織や骨の突起物を除去して、健康な状態に戻すための手術を指します。