新加入の育成選手、鈴木康平投手(31)が登場し、26球を投げた結果、安打性の打球はオスナ選手の中前打1本のみに抑え、支配下登録を目指すアピールに成功した
鈴木選手は、あえて直球のみで勝負した
「育成選手という立場では、アピールをしないといけない」とその理由を説明し、最速144キロの直球を放った
投球内容については「制球を意識しており、ストライクゾーンに球を集めることができた
仕上がりは良い」と自信を見せた
鈴木選手がこの日の調子を上げるきっかけとなったのが、古田敦也臨時コーチからの助言だ
数日前、昼食会で「全力で投げる必要はないから、7割から8割で投げるように」とアドバイスされた
このアドバイスは、ブルペンで力が入りすぎて制球が乱れていた鈴木選手にとって大きな気づきとなった
古田コーチは「アピールすることは重要だが、ストライクを外すことでは評価につながらない」とし、鈴木選手にストライクをしっかり入れることがどれだけ重要かを伝えた
鈴木選手は、オリックス時代に「K―鈴木」としてリリーフで活躍していたが、巨人を戦力外となった後、新しいチームでの試みは決して簡単ではなかった
最終的に、鈴木選手は「今日の体験は自分にとって新しい感覚だった
これが今後の成長につながることを願っている」と話し、古田氏への感謝の気持ちを伝えた
元名捕手が選手の新たな側面を引き出す手助けをし、今後が楽しみな姿にファンからの期待が寄せられている
今回の鈴木選手の成長には、彼自身の努力だけでなく、古田コーチの適切なアドバイスが大きく影響しています。育成選手として厳しい道のりを歩む中で、古田氏との会話が新たな気づきとなり、今後の飛躍につながるかもしれません。そのため、今シーズンの彼の活躍がますます期待されます。
キーワード解説
- 育成選手とは?育成選手とは、プロ野球においてチームに所属するものの、支配下選手ではない選手のことを指します。通常は契約年数が限られていたり、支配下登録への道が厳しいことが特徴です。
- 支配下登録とは?支配下登録とは、プロ野球チームが選手を公式に自チームの選手として登録することを意味し、支配下選手となった選手は試合に出場できる権利を持つようになります。
- 直球とは?直球とは、野球の投球の一つで、最も基本的な投球です。球速が速く、ストレートとも称されるこのボールは、バッターにとって打ちやすい球でもあり、投手は制御が重要です。