巨人の岡本和真内野手(28)は、今キャンプにおいて初のシートノックで内野のみならず外野の守備も務める姿を見せた
昨季は一塁手としてベストナインとゴールデングラブ賞を受賞したが、岡本は守備や打順に対する柔軟性を見せる意欲を新たにし、「いけと言われたところで自分のやるべきことをやる」とチームのために多様な役割をこなす覚悟を示した
シートノックでは三塁での守備練習を経て、内外野の連携プレーに移る際に外野へとポジションを変更
左翼と右翼での守備を経験し、「外野手がカットプレーで投げる練習は多くない
そういう機会に備えようと思った」と語った
昨季は130試合に一塁手で出場し、さらに29試合で三塁、15試合で左翼を守るなど、多くのポジションでの実績がある
岡本は今季も守備位置にこだわらず、阿部監督を「(選手起用の)いろんなバージョンが考えられるから、ありがたい」と言わせるほど、チーム戦略に貢献できるよう努める姿勢を見せている
打撃についても岡本選手は、「打つべきだと思ってやっている」と語り、4番打者としての自覚を持ちながらも「3番でも2番でも5番でもいい」と柔軟さを強調した
前日には、1996年会を主催し、同学年の岸田選手らとともに中日から移籍したマルティネス選手を迎え入れる交流も行った
岡本は、個別調整を許可されたS班ながら、本隊とともに屋外フリー打撃を行い、室内では居残り特打をも敢行
「全試合に出られるように準備をしている」と自らを鼓舞する
その姿勢はまさにチームの勝利のために身を粉にして働く、真のプロフェッショナルである
岡本選手の柔軟な対応力とチームへの貢献意識は非常に素晴らしいものです。守備位置を問わずにプレーできる選手はチームにとって貴重であり、特にシーズン中の選手のケガや不調時に彼の存在は大いに役立つでしょう。また、打撃にも自信を持ちながらも柔軟性を示す姿勢は、他の選手にも良い影響を与えるのではないかと感じます。
キーワード解説
- シートノックとは?:野球でチームが練習を行う際に、守備位置ごとに分かれて行う守備練習のこと。
- ベストナインとは?:プロ野球などのリーグ戦で、そのシーズンに特に優れた成績を残した選手に贈られる称号。
- ゴールデングラブ賞とは?:野球において、守備に優れた選手に贈られる賞で、各ポジションの最も優れた守備能力を持つ選手が選ばれる。