今年の候補として挙げられるのは、新庄剛志監督が昨年のファンイベントで「Wストッパー」に指名した田中正義投手(30)と、中継ぎとして活躍した斎藤友貴哉投手(30)だ
田中選手は昨シーズン20セーブを挙げ、守護神の座を死守してきた実績がある
田中選手の安定感
田中選手は、150キロを超える直球やスプリット、カットボールを武器にしており、オフのトレーニングでもブルペン入りし、チームに貢献する姿勢を見せている「しっかりやるべきことはできています」と語り、今年も守護神の座を譲る考えはないと強調する
斎藤選手の成長
一方、斎藤選手は昨シーズンの途中から中継ぎとして登板し、13試合連続無失点を記録徐々に制球力を改善しつつあり、侍ジャパンの最終候補にも選ばれるほどの実力を示した
新たな挑戦者、山本拓実選手
しかし、注目すべきは山本拓実選手(25)の存在だ彼は昨年、中日からトレードで加入し、身長167センチの小柄ながら、150キロを超える直球を投げる能力を持つ
さらに、キャンプ中にはリリースポイントを下げ、新たな直球を習得する意欲を見せている
監督の期待と競争の行方
山本選手は「最優秀中継ぎや最多セーブを取ることは一つの目標」と明言し、新庄監督とのやりとりも明らかにした指揮官は、3人の選手を競わせつつ、今後の展開に期待を寄せている
「うれしい悲鳴」という監督の言葉からも、ハイレベルな争いが繰り広げられることがうかがえる
日本ハムの守護神争いは、昨シーズンの成績や選手間のチーム競争が色濃く反映される興味深いものです。田中選手と斎藤選手の間での経験の差、新たに台頭する山本選手の活躍が見られ、シーズンを通して誰が守護神の座を掴むかが楽しみです。
キーワード解説
- 守護神とは? : プロ野球において、試合の終盤に登板し、試合を締めくくる役割を持つ投手のこと。特に重要な場面で登板するため、精神力や技術が求められる。
- Wストッパーとは? : 2人の投手が交互に守護神シフトを行う戦略で、相手打線の対策を強化し、試合の流れを有利に進めることが目的。
- 中継ぎとは? : 試合中に先発投手の後に登板する投手のこと。試合の流れに応じて、打たれた相手打線を封じる役割を担う。