5年目の28歳で、昨季は4勝しか挙げられず、苦悩のシーズンとなった
伊藤は、制球力の高さを武器にしており、新人時代から先発ローテーションを任され、安定した成績を残してきた
プロ入り以来、10勝、9勝、10勝と数字を積み重ねてきたが、昨季は不安定なフォームに悩まされ、2軍落ちや中継ぎへの配置転換と厳しい経験をした
「悔しい思いをした」と当時の心境を語る
特に昨季の投球フォームでは、右腕が高く上がりすぎていたことが課題とされており、オフ期間中にその修正に取り組んでいる
しっかりと腕を振り、力を伝えられるように調整
また、上体が前に突っ込まないよう、右股関節に体重をしっかりと乗せることを意識するようになった
先月7日には、横浜高校の先輩であり、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏の指導を受けながらブルペンで練習を行った
松坂氏から「いいね」との評価を受け、「自分の中で自信になった」と述べ、今後の意気込みを示した
彼は「2桁勝利をして、最多勝のタイトルを取れるようにやっていきたい」と力強い決意を語った
この記事からは、伊藤将司選手の果敢な挑戦が挿し示されており、過去の苦い経験を乗り越えようとする姿勢が印象的です。彼の新しい投球フォームへの取り組みはチームの勝利に繋がる可能性が高く、多くのファンが彼の成長を期待しているところでしょう。
キーワード解説
- 投球フォームとは?投手がボールを投げる際の姿勢や動作のことを指し、その適切さが制球力や球威に大きな影響を与える。
- 制球力とは?投手が狙った場所にボールを投げる能力で、制球力が高い投手は打者を抑える確率が増す。
- 先発ローテーションとは?チームの試合において、先発投手として登板する投手たちの順番を指し、毎試合異なる投手が先発する。
- 最多勝とは?シーズン中に最も多くの勝利を挙げた投手に贈られるタイトルを指す、プロ野球における重要な個人タイトルの一つ。