杉山投手は、これまで学生や社会人時代には侍ジャパンに無縁であったが、プロ入り7年目にして初めてのトップチーム入りのチャンスが訪れた
井端弘和監督は杉山投手について、「球の勢い、スピードは球界でもトップクラスで、もう一段レベルが上がれば、日本にとって重要な戦力になる投手」と評価
特に彼の直球の威力が注目されている
昨シーズンにはキャリアハイとなる50試合に登板し、14ホールド、防御率1.61という素晴らしい成績を残した
これが今回の代表候補に選ばれた要因とされている
しかし、杉山投手自身は選出について「運だと思います」と語り、その背景を冷静に分析している
具体的には、昨シーズンはオスナ選手、松本選手、藤井選手の怪我が影響し、彼に登板機会が増えたことを挙げ、「もし彼らが健康であったら、50試合には登板していなかっただろう」と述べた
また、来年3月にはWBC(World Baseball Classic)が開催される予定で、杉山投手は「実力で選ばれるようにしたい」とさらなる飛躍を誓った
ホークスの投手陣からは、大津亮介投手(26)も候補に選出されており、井端監督は「独特なチェンジアップも持っている
それが海外選手にどのくらい通用するか楽しみにしている」と期待を寄せている
今回の杉山投手の選出は、実力と運の両面が重なった結果と考えられます。他の選手の怪我などの影響で機会が巡ってきたことは、スポーツにおいてはよくあることであり、これをチャンスに変えられるかが今後の鍵となります。彼のさらなる成長が期待されます。
キーワード解説
- 侍ジャパンとは?プロ野球で日本代表のチーム名であり、国際大会に出場する際に編成される。
- ホールドとは?投手が試合の終盤に登板し、チームがリードした状態を維持することを指す。
- 防御率とは?投手が与えた自責点を投球回数で割ったもので、低いほど優秀とされる指標。
- WBCとは?野球の国際大会で、各国の代表チームが競い合う。