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巨人・戸郷翔征、カットボールの新たな握り方を習得し進化を図る

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プロ野球の巨人に所属する戸郷翔征投手(24)が、春季キャンプのブルペンで新たなカットボールの握り方を明らかにしました

彼は一昨年からこの変化球の習得に挑んでいましたが、納得のいく成果を得られずにいました

この新しい握り方は、広島の大瀬良投手から由来しており、野手の丸佳浩選手との交流を通じて学んだものです

新たな握り方がもたらす変革

戸郷選手は、昨年9月に東京ドームで行われた練習中に丸選手がカットボールを試投する様子を目撃し、「それいいですね」と話が盛り上がりました

丸選手は、大瀬良投手からこの握り方を伝授されており、戸郷選手も「伝授したるよ」と言われました

このような選手間の交流が新たな技術の習得を助けています

カットボールの解説

カットボールとは、直球の握りのままで投げることができる変化球で、バッターが打ったときに少し外側に逸れるような特性を持っています

このため、打者は予想外のコースにボールが来ることが多く、打撃が困難になります

戸郷選手は「曲げようという気持ちが強くて、それでもあまり変化してくれなかった」と述べ、これまでの悩みを打開する新たな技術を手に入れたことに意気込みを見せています

試合での実践を見越して

戸郷選手は、カットボールの変化幅が2〜3センチであっても、それが打者のバットの芯を外す助けになると実感しています

彼は「試合で投げてみないとわからないが、オープン戦などで使っていけるところで試したい」と、実戦投入にも前向きです

進化を続ける若きエース
過去3年間にわたり12勝を挙げ、2年連続で開幕投手を狙う戸郷選手は、今シーズンの目標に「沢村賞」の初受賞も掲げています

彼は「現状維持をしていてもいい効果がない」とし、常に新たな挑戦を続ける意欲を示しています

また、先輩投手の菅野智之選手がいなくなった今、後輩に自らの経験を伝える重要性も感じており、チームの強化に貢献したいと語りました

戸郷選手が新たなカットボールの握り方を習得したことは、彼の進化を象徴していると言えます。特に、選手間の交流を通じて技術を向上させる姿勢は、今後の更なる活躍が期待される要素です。新しい技術を取り入れて挑戦する姿には、若いエースとしての責任感が強く表れています。
キーワード解説

  • カットボールとは?バッターが打った時に通常の直球とは異なる軌道で変化する球種で、打者を翻弄する力があります。
  • 沢村賞とは?日本のプロ野球で優れた投手に贈られる賞で、特に優れた成績を残した投手に与えられます。
  • ブルペンとは?試合中に投手がウォーミングアップをする場で、実際の試合では使用される投手の準備を行います。

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