元フィリーズのネルソンは、キャンプ初日からブルペンに登板し、すでに3度目の投球練習を行った
この日披露されたのは、揺れながら落ちていく「ナックルボール」と呼ばれる魔球だ
ナックルボールは、球速が遅く、変化が少ないため打者がタイミングを取りにくい一球である
しかし、坂本選手や梅野選手は、その難易度の高い球質に捕球に苦労する場面も見られた
阪神OBの中田良弘氏は、この新鋭の投手について、「ネルソンの背番号42はいいね
ナックルに関する報道が多いが、実は彼の真っすぐが素晴らしい
特に低めの真っすぐが徐々に伸びていくのが特徴だ」と絶賛した
ネルソンは185センチ、92キロの体格を持ち、主に中継ぎとしてMLBで74試合に登板してきた実績がある
中田氏はさらに、彼の成績が際立っていないことに触れ、「彼はまだ未知数だが、将来的には大化けする可能性がある」と期待を寄せた
ネルソンを見た際、中田氏は2019年に阪神に在籍したピアース・ジョンソン投手が思い出されると述べ、ネルソンのマウンドでの落ち着きや投球動作に対する感覚を高く評価した
他に、梅野選手が言った通り、ナックルの落ち方が非常に特徴的であることももたらされたが、「やっぱり真っすぐが良い」との感想も寄せられた
また、中田氏は、藤川新監督が選手とのコミュニケーションを重視している点も語った
藤川監督は、投手側から練習を見守っており、練習後には選手たちとハイタッチを交わすことで信頼関係を築いている様子が伺えた
球団史上、連覇を逃しV奪回に燃えるタイガースの中、今後のネルソン選手のパフォーマンスがチームに与える影響に注目が集まっている
彼が加入したことにより、投手陣がより一層強化され、失点を抑えることが期待される
どのような化学反応をもたらすのか、結果に期待が高まる
阪神タイガースの新戦力、ネルソン投手がキャンプで見せた投球は注目に値します。ナックルボールなどの多彩な球種を織り交ぜながら、特に真っすぐの迫力が印象的です。中田氏も彼の潜在能力に期待を寄せており、今後の成長に目が離せません。藤川監督の新しいチームダイナミクスも、ネルソンのパフォーマンス向上に寄与するでしょう。
ネットの反応
阪神の新戦力に関するコメントには、選手の能力や適応についての多様な声が寄せられています
評論家たちが「ピアース・ジョンソンの再来」との表現を用いることで期待感を煽っていますが、それに対し「何々の再来」のフレーズには飽きたとの意見もあり、慎重さが求められる状況です
中には、日本のボールに適応すればメジャーリーグでは力が出せなかった選手でも成功する可能性があるとの見解を示すコメントもあり、ボールの特性に注目が集まっています
これに対し、「良い投手をメジャーリーグが手放すわけがない」といった疑問の声もあり、選手に何らかの難点があるのではないかとの指摘も見られます
さらに、他の外国人選手と比較するコメントや、評価を続けるも実績が必要だという意見も多くありました
期待度が高い一方で、実際のパフォーマンスに疑問を持つ声も存在し、論争を呼んでいる印象があります
また、中継ぎ選手の充実が先発投手にとって有利に働くとの見解もあり、選手の戦力化がチーム全体に与える影響に注目が集まっています
全体的に、阪神の新外国人選手に対する期待が高まる中でも、期待と現実の間でのギャップを懸念する声も多く、ファンや評論家たちの見解が分かれている状況です
ネットコメントを一部抜粋
いつまで『何々の再来』のフレーズ使うのか?もう飽き飽きです。
日本のボールが合うのかな。メジャーではいまいちでも日本で化けるのはボールが関係してると思う。
桐敷、石井への負担が大きいだけに、中継ぎにこの投手が1枚加わって戦力になれば本当に大きい。
怪我をしたらダメだから8月9月のフル稼働を睨みながらそういう起用法もありだろう~。
机上の計算・思惑は常に裏切られるから。
キーワード解説
- ブルペンとは?:選手が投球練習を行うための専用エリアで、試合の前や練習中に使われる場所です。
- ナックルとは?:ボールが揺れながら落ちるように投球される変化球で、打者がタイミングを取りづらい特性があります。
- 中継ぎとは?:試合中の投手の役割の一つで、先発投手の後に登板し、試合の途中でチームを助ける役割を持つ投手です。
- 防御率とは?:投手が与えた失点の平均を示す指標で、低いほど優れたパフォーマンスとされます。
- 藤川新監督とは?:2025年シーズンから阪神タイガースを指揮している監督で、選手とのコミュニケーションを重視しています。