伊藤投手は、自身の投球フォームを確認するとともに、ストレート、スライダー、フォークを捕手のミットに投げ分け、手応えを感じているとコメントしました
移籍が決まったのは1月中旬で、春季キャンプの初日には「(キャンプ)前半は抑えめに」と語っていた伊藤投手ですが、今では「自分の想定より良いペースで状態を上げている」と順調な進捗を報告しています
この日の104球は、今後の投球量増加を促すものであり、倉野投手コーチが掲げる「投げ込み量の増加」というテーマに沿ったものでした
伊藤投手は、以前は主に中継ぎとして登板していましたが、新たに先発への転向を目指しています
中継ぎの場合は球数が70球前後であったため、今回は100球以上を投じる見込みです
「体力面が不安」としつつも、しっかりと鍛えていく意向です
春季キャンプも1週間を超え、伊藤選手は「1クール目では多少疲労があったが、2クール目に入りかなり慣れてきた
非常にやりやすい環境」と述べています
また、全体練習の休みの日には元チームメイトの巨人・平内選手とゴルフをし、近況を報告しあったとのことです
伊藤投手は、2月16日に控えた紅白戦での実戦登板に向け、「全力とはいかないが、自分が満足できる状態で投げられるようにしたい」と意欲を示しました
激戦が予想される先発ローテーションの争いにおいて、アピールを図るためにも、より多くの投球機会が求められています
今回の伊藤優輔投手の練習は、彼の新たな挑戦を示すものであり、多くのファンや関係者がその進捗に注目しています。先発投手としての姿を期待しつつ、彼自身の成長も感じられる瞬間です。特に、春季キャンプでは新天地での環境への適応が求められ、チームメイトとの連携なども課題です。今後の実戦登板が楽しみです。
キーワード解説
- ブルペンとは? :投手が試合前に調整するための場所であり、球団の揃った設備の中でピッチングを行います。
- FAとは? :フリーエージェントの略で、契約満了後に他のチームと自由に契約できる選手のことを指します。
- 中継ぎとは? :試合中に打順や状況に応じて登板し、先発投手の後を任される投手であり、試合の流れを変える重要な役割を担います。
- 紅白戦とは? :チーム内の選手同士で実戦形式の試合を行うことで、競争心を高め、選手評価を行うための練習試合です。