阪神初代日本一監督、吉田義男氏の葬儀が執り行われる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3日に死去した阪神タイガースの初代日本一監督、吉田義男氏(享年91)の葬儀・告別式が8日、西宮市内の「エテルノ西宮」で行われました

家族葬にもかかわらず、約200人の人々が参列しました

雪が降る中、吉田氏が自ら歌った「六甲おろし」に送られて旅立つという異例のセレモニーが行われました

雪の降る中での最後の別れ

葬儀の際、雪が降り続く中、約200人の関係者が集まり、静かに吉田氏に別れを告げました

出棺の際には、彼が歌った甲高い声の「六甲おろし」が流れ、故人を偲ぶ空間を演出しました

この「六甲おろし」とは、阪神タイガースの応援歌であり、吉田氏自身が以前、公開イベントで熱唱した音源が使用されました

吉田義男氏の功績

吉田氏は華麗な守備と卓越した指導力で知られ、「今牛若丸」と称される存在でした

彼は阪神監督を3度務め、1985年にはチームを日本一に導きました

葬儀には彼の教え子たちも駆けつけ、彼の偉大さを改めて感じたと語りました

参列者たちの思い

阪神OBたちは吉田氏への感謝の気持ちを語りました

江本孟紀氏は「彼は小柄だけど大物で、みんなが彼に惹かれた」と述べ、掛布雅之OB会長は「吉田氏なしには今の私の野球は成立しなかった」と感謝の意を示しました

最後の旅立ち
吉田氏の棺には彼が好きなパインアメが納められ、長女の智子さんと次女の範子さんは「改めて父の偉大さを感じました」と涙ながらに話しました

午後1時37分、降りしきる雪の中で吉田氏は天国へと旅立ちました

吉田義男氏の葬儀では、彼が愛した球団への深い愛情が表れた特別なセレモニーが行われました。彼の功績と人柄が周囲の人々にどれだけ影響を与えたかを再確認する場ともなりました。
キーワード解説

  • 六甲おろしとは? 阪神タイガースの応援歌で、選手やファンに愛されている楽曲です。
  • 阪神監督とは? プロ野球チーム阪神タイガースの監督で、選手を指導し、試合を管理する役割があります。
  • 家族葬とは? 家族だけで行う葬儀のことで、親しい人だけが集まる形式の葬儀です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。