楽天から新たに巨人に加入した田中投手は、久保巡回投手コーチとマンツーマンでフォーム改善に努めており、特に「縦振り」のフォーム改造に取り組んでいます
この「縦振り」とは、体を縦に回転させてピッチングをするスタイルのことで、バッターからの視認性が低くなる一方、球の回転が良くなり、打者にとって打ちにくい球種を作り出す効果があります
田中投手はブルペンで、まず最初に「僕を信じて下さい!」と報道陣を笑顔で迎え、座ったブルペン捕手に向かって2球の「シン・スプリット」を投げました
このスプリットは、ボールが急に落ちる特徴を持ち、相手打者にとって非常に厄介な球です
また、カーブも3球投じ、全体で43球の投球練習を行いました
直球は力強く、報道陣に「全部で何球ですか?」と尋ねる様子からも、充実感が伝わってきました
この投球練習は、田中投手にとって自身の新たなスタイルを確立するための重要なステップとなりました
田中将大投手の新たな変化球への取り組みは、彼の技術をさらに向上させる道として注目されています。新しい投球フォームと変化球の組み合わせは、バッターにとって非常に厄介な選択肢を提供することでしょう。今後の試合が楽しみです。
キーワード解説
- 変化球とは?:直球ではないボールの投げ方で、ボールの回転や握りを変えることによって、弾道が異なる球を作り出します。これにより、バッターは球の行方を予測しづらくなり、打ち損じる可能性が高まります。
- ブルペンとは?:ピッチャーが投球練習を行うための特別な場所のことです。試合ではなくトレーニングのための投球を行うため、主にダグアウトの近くに設けられています。
- シン・スプリットとは?:通常のスプリットと呼ばれる変則的な投球の進化版で、バッターが見えにくい軌道で急に落ちる特性を持っています。この投球は、打者にとって非常に打ちにくい球種と位置付けられています。
- 縦振りとは?:ピッチャーの身体を縦に回転させて投球を行う技術で、バッターが球の落下地点を読み取りにくくする効果があります。これにより、より効果的な投球が可能になります。