9日の練習では、特に彼の得意とするスプリットを2球投げ、投球のコントロールについて良好な感触を得たようです
田中投手は、近年の投球フォームを「横振り」から「縦振り」へと改善しようとしており、体を縦に回転させることで球の角度を高めることを目指しています
彼は「まだしっかり投げていないので、腕の振りも若干緩い状態」と語りながらも、スプリットをブルペン捕手の低めにしっかり制球できたことを自信に変えています
特に、スプリットは田中投手の宝刀ともいえる球種で、これまで日米両リーグで成功を収めてきた大きな武器です
過去には「横振り」になり、ボールに適切な力が伝わりづらくなる傾向がありましたが、今回は改善に取り組んでいるとのことです
また、田中投手は練習の中でカーブも3球投じ、合計43球の投球練習を行いました
パートナーの久保コーチも、彼の投球に対して賞賛の声をあげ、「得意球だから大したもん」とコメントしました
田中投手の復活を期待するファンにとって、今回のブルペンでのパフォーマンスは心強いニュースです。新たなフォームへの挑戦が実を結ぶことを願う声が多く、スプリットの状態も良かったことから、シーズンに向けての期待感が高まっています。どのようにシーズンを乗り切るか、注目が集まります。
キーワード解説
- スプリットとは?スプリットは、投球時にボールが二分されるような軌道で落ちる変化球です。一般的には、速球と変化球との中間のような球であり、打者にとってはストライクと見極めにくい難しい球です。
- 縦振りとは?縦振りは、投球フォームの一つで、体を縦に回転させることを特徴としています。このフォームを採用することで、ボールの角度が高まり、打者から見て投げるのが難しくなります。
- 横振りとは?横振りは、体を横に回転させて投球する方法で、ボールに力が伝わらず、軌道が安定しない場合があります。特に、球速が落ちたり、コントロールが安定しなくなったりする原因の一つと言われています。