阪神・栄枝が紅白戦で猛アピール、正捕手の座を狙う

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2025年2月9日、宜野座で行われた阪神タイガースの紅白戦において、紅組の「9番・捕手」として出場した栄枝が、2打数2安打の好成績を残し、自己アピールに成功した

特に注目されたのは、彼の初打席でのヒット及び、4回にはフルカウントから鮮やかな三塁打を記録したことだ

試合の詳細

紅組は白組に対して5―3で勝利を収めた

栄枝は、初回に中前へヒットを放ち、その後の打席でも外角直球を捉え、右中間へ打ち返す素晴らしい内容を示した

「1打席目もそこそこの打球が打てて、感覚も分かった」と語る彼の表情は自信にあふれていた

課題克服へのアプローチ

栄枝は昨シーズンから「追い込まれてからのアプローチ」を意識して練習に取り組んでいる

2打席目は2球で追い込まれるも、粘り強くフルカウントに持ち込み、最終的に勝負球を捉えた

彼は「スピードが速いピッチャー、変化球が切れるピッチャーに対して、どう対応していくかを見せていかないといけない」とさらなる向上を目指す姿勢を見せた

指揮官からのアドバイス

第1クール最終日の練習では、藤川監督から連携プレーにおける課題について指摘を受けた

「試合で何を求めてそのプレーが行われているかがわからない」としっかりと頭を使ったプレーの重要性を強調された

これを受け、栄枝は投手とのコミュニケーションを強化する努力をしている

今後の展望
大卒5年目である栄枝は、「守るだけじゃダメ

しっかり打って、走って」と意気込んでおり、梅野、坂本に次ぐ第3捕手の立ち位置に満足せず、正捕手の座を目指している

栄枝選手の活躍は、阪神タイガースにとって大きな意味を持つ。正捕手を目指す姿勢は、若手選手にとっても良い刺激となるだろう。監督からの指摘を受けて、さらに成長していくことが期待される。
キーワード解説

  • 紅白戦とは?プロ野球のチーム内での試合形式。主に選手の実力を測るために用いられる。
  • フルカウントとは?バッターが3ストライク、2ボールの状態にあることを指す。打者にとって重要な局面である。
  • 捕手とは?野球においてピッチャーが投げた球を受ける位置にいる選手。試合の戦略やチームの守備を指揮する役割も担う。
  • 追い込まれてからのアプローチとは?打者がカウントで不利な状況に追い込まれた際に、どのように冷静にバッティングを行うかを考える技術。

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