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ソフトバンク捕手陣、新たな正捕手争いが加熱

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新たな「扇の要」は果たして誰か

福岡ソフトバンクホークスでは、昨オフに長きにわたりチームを支えた正捕手の甲斐選手が巨人に移籍したことで、捕手陣内での正ポジション争いが激化している

甲斐選手は8年連続で100試合以上に出場するなど、その存在はチームにとって非常に大きなものであった

そのため、この空いたポジションを埋めるのは容易ではないが、他の捕手陣には新たなチャンスが訪れている

小久保監督は「しっかり見届けたい」とコメントし、今後の競争を注視している

開幕1軍入りを目指しているA組の選手たちは、同じく27歳の海野選手と谷川原選手、そして三つ年下の渡辺選手の3人

さらに、育成選手にも関わらずA組に抜擢された20歳の盛島選手は、2軍での出場は少ないものの彼の持つ潜在能力が高く評価されている

各選手には多くのタスクが待ち受けている

練習では、投内連携や走塁練習を終えた後、ブルペンで投手の球を受けるという流れが続き、その後には打撃練習も行なわれる

午後には、ブロッキング(捕球技術)や盗塁阻止の特守にも取り組んでいる

それぞれの選手には一長一短があり、争いは互角の様相を呈している

その中でも、守備力が際立つ海野選手は昨季51試合に出場し、自信を深めることができた

「安心できる捕手になるために、何があっても堂々とするつもりです

(甲斐選手の抜けた)変化を感じさせないようにしたい」と、彼の強い責任感が伺える

キャンプ中盤からは試合形式の練習も行われ、その成果が求められる局面が訪れている

付きっきりで指導を行う高谷バッテリーコーチは「実戦に入って、それぞれの持ち味も含め、何を見せてくれるかに期待している」と語った

開幕までの期間は2カ月を切り、アピール合戦がますます激化していくことだろう

今回のソフトバンクの捕手争いは、正捕手を失ったチームにとって重要な課題となるだろう。各選手が持つ特性を活かしながら、どのように競争を展開していくのかが楽しみである。
キーワード解説

  • 捕手とは? 捕手は野球のポジションの一つで、主に投手からの球を受ける役割を担い、チームの防御を指揮する重要な選手です。
  • ブロッキングとは? ブロッキングは、捕手が投球を受け損ねた際に球を足でブロックし、ランナーの進塁を防ぐ技術です。
  • 盗塁阻止とは? 盗塁阻止は、相手チームのランナーが次の塁に進むのを防ぐために、捕手が投手と連携して行うプレーのことを指します。

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