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巨人・田中将、スプリット初投球で手応えを示す 新フォームでの進化を追求

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 プロ野球巨人の田中将は、新たな投球フォームでスプリットを初めて投げることに挑戦し、その手応えを明らかにした

彼はブルペン内で、防具を装着せずに座っていた捕手に向かって「僕を信じてください」と声を掛けながら、緊張感の中でその球を投げ込んだ

スプリットとは?

 スプリットは、投手が投げる変化球の一種で、ボールがバッターの前で急激に落ちる特長を持つ

この球種は、ストレートに似た軌道から急に沈むため、打者にとっては非常に打ちづらいボールと言える

新フォームの効果

 昨年は「横振り」と呼ばれるリリース位置が低いフォームを使用していたが、今回のフォームでは、体が「縦回転」に近づき、より高い位置からボールを放つことができるようになった

これにより、田中の武器がさらに引き立っていると関係者たちは評価している

投球内容と練習方法

 田中は、ブルペンでスプリット2球とカーブ3球を合わせて計43球を投げ、特に最初の20球では重心がブレないよう細心の注意を払って取り組んだ

そのうち、10球は捕手が約1.5メートル後ろに下がり、強めに投げる形で行われた

練習を通じて、リリース位置の高さやボールの角度に意識を高めることができたようだ

 久保巡回投手コーチは、田中の投球を見て「真ん中低めにポンと投げられるのはたいしたもん

高さが出れば効果的で、操りやすい」と感心していた

田中自身も「うまくいっている」と手応えを感じている様子で、さらなる成長を目指している

今後の展望
 田中は、15日から始まる沖縄の2次キャンプでのシート打撃登板を目標にしており、「強度が上がったボールを投げていきたい」と意気込んでいる

新たな投球スタイルでの活躍が期待される

田中将の新フォームでのスプリット初投球は、彼の進化を象徴する重要なステップといえる。新たな方法で投げ込まれた球は、より高い位置から放たれることで、打者にとっては難易度の高い投球となる可能性が高い。今後のキャンプでの本格的な投球が楽しみだ。
キーワード解説

  • スプリットとは?:スプリットは、球がバッターの前で急に沈む変化球で、打者にとって打ちにくい特長がある。
  • ブルペンとは?:ブルペンは、試合前や試合中に投手が投球練習を行う特定の場所を指す。
  • シート打撃とは?:シート打撃は、投手が打者に対して投球し、その成果を試すための練習形式の一つ。

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