昨年まで2年間、阪神を指揮し、18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を達成した岡田顧問は、この日の練習での選手たちの連携の悪さに懸念を抱いた
「あんまり良くないよな、連係
ちょっとあまりにもな、スローイングが悪いやろ」と苦言を呈した
岡田顧問は、昨秋から藤川新監督が指揮を執るキャンプで、外野手が三塁や本塁に送球する際に、内野手のカットマンを使うことが少なくなったことを指摘した
これにより、外野手が直接捕手や三塁手に返球するシーンが増え、送球の距離が長くなることで乱れが生じているという
特に甲子園の内野は土のグラウンドであるため、イレギュラーなバウンドが発生しやすい
このリスクを回避するために、岡田顧問はカットマンの必要性を強調した
昨年の85失策はリーグワースト2位という厳しい結果であり、失策数を減少させるためには基本に立ち返ることが求められる
セ・リーグ球団のOBが述べるように、理想的な送球は外野手が肩を使って低いバウンドで捕手や三塁手に投げることだ
この方法により、送球の正確性が高まり、失策の可能性が減る
しかし、岡田顧問は、送球の正確性を確保するための手法を選択することが重要であると考えている
キャンプも序盤であり、紅白戦や練習試合を重ねながら、岡田顧問は藤川監督に対し、選手たちの適応力や目的意識に着目するよう促している
最終的には、昨年の方針に戻る可能性もあれば、現在の戦術を続ける可能性もある
今回の岡田顧問の指摘は、阪神の連携や送球の精度を高めるために重要なものである。その一方で、選手たちが新しいスタイルにどのように適応していくかが、今後のシーズンに大きく影響するだろう。藤川監督が今後の練習や試合を通じて選手たちの適応力を観察していくことが期待される。
ネットの反応
阪神タイガースの岡田彰布顧問が、藤川球児新監督の方針に対してコメントを出したことが話題になっています
ファンからは、岡田氏の指摘が適切かどうか意見が分かれています
あるコメントでは、「弱くなりそう」と不安を示し、新監督のやりにくさを心配する声も上がりました
藤川監督にとって、岡田氏がうろついているのはプレッシャーかもしれないとの意見もあり、監督の運営スタイルに疑問を持つ人も少なくないようです
また、岡田氏が新監督に対して「喝」を入れることの重要性を感じる意見もありました
しかし、他のコメントでは「新監督に任せるべきだ」という意見も見られ、岡田氏の意見がマスコミに流れるのは余計だとする声もありました
特に、個別に伝えるべきだとの指摘があり、意見が対立しています
そもそも、細かいプレーに目が行く岡田氏と、全体を見渡す藤川監督との間に指導スタイルの違いがあるとの意見もありますし、今後の試合やオープン戦で新監督がどのように戦略を立てていくかをじっくり見る必要があると考えるコメントも多く見受けられました
「エラーを減らすのも重要だが、相手に楽をさせるべきでない」といった具体的なプレーブレインの違いについても関心が寄せられています
総じて、岡田氏の発言については賛否があり、藤川監督が自分のスタイルをどう確立していくのか、今後の阪神タイガースの動向が注目されるでしょう
ネットコメントを一部抜粋
言われてみたら何だか弱くなりそうやな今年から
藤川もやりにくいだろうな。うろちょろされた挙げ句に口出しまでされたのではな。
ごちゃごちゃ言わんと新監督に任せろ。いつまでも昭和と思うな。
これが投手出身と野手出身監督の差かな。やっぱり細かいところまで岡田さんは目がいってる。
ここまで見ていると、やはり今年は難しいかもしれませんね。
キーワード解説
- カットマンとは？：内野手が外野手からの送球を受け取る際の中継役のことで、送球の精度を上げるために重要です。
- イレギュラーとは？：ボールが予想外の方向にバウンドすることで、選手にとって難しいプレーを生じさせる原因となります。
- スローイングとは？：野球での投球または送球のことを指し、選手の肩の強さや精度が求められます。
