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オリックス・小田裕也が語る忘れられない「サヨナラバスター」の裏側

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昨年惜しまれながら現役を引退したオリックス・バファローズの小田裕也外野手が新シーズンから育成コーチに就任した

名バイプレーヤーである彼は、現役時代の思い出や特に印象深いプレーについて語った

小田の名前が広く知られる理由の一つが、2021年のCSファイナルステージでの劇的な「サヨナラバスター」だ

中嶋監督の耳打ち

そのプレーは、2021年にオリックスが多少厳しい状況の中で迎えたCSファイナルステージ第3戦で実現した

2対3とリードされている場面で、小田はマウンド際の中嶋監督から「いろいろ状況が変わるだろうけど、思い切っていけ」とのアドバイスを受ける

オリックスは一死一、二塁の場面におり、試合の行方が注目される状況だった

「あ、バスターか」

打席に立つと、最初のサインは小田が予想していたバントだった

しかし、守備陣が集まって何かを相談し、それを受けて再度サインが出された

次のサインは“バスター”であり、十分な実績のない小田にとっては驚きだが「毎日見てきたので、むしろホッとした気持ちもあった」と彼は振り返る

石井の指名していたバントが緊張するのに対し、バスターの方がリラックスできたという

「ファッ!となった」理由

この試合では、先頭打者のT—岡田が安打を放ち、その後のプレーが小田の打席に影響を与える

最初はバントの指示が出ていた安達にヒッティングへと切り替えられ、打球が良い方向に進んでいく中、小田は思わず「ファッ!となった」と表現する

これにより、試合の流れがどのように変わったかを実感した瞬間だった

小田裕也選手の話から、プロ野球選手としてのプレッシャーや状況判断の重要性が伝わってきました。特に、最も緊張するバントという場面で、冷静な判断を下し、チームを勝利に導くプレーを実現したことが印象的です。
キーワード解説

  • バスターとは?バスターは、バントの構えをしながらヒッティングをする打撃スタイルです。相手守備の混乱を招くことができる便利な戦術です。
  • CSファイナルステージとは?CSファイナルステージは、プロ野球の日本シリーズ出場をかけたプレーオフの一部で、勝者が日本シリーズに進出します。

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