衣笠氏は7日に亡くなったとされ、通夜は2月20日午後6時から、葬儀・告別式は21日午前9時30分から、東京都港区にある増上寺光摂殿で行われる予定です
衣笠氏は愛媛県出身で、日大経済学部を卒業後の1971年4月にヤクルト本社に入社しました
彼は広告業務に15年以上携わり、2011年6月からは球団社長兼オーナー代行として指揮を執り、2023年3月からは会長に就任していました
その行動力は特筆すべきもので、1軍クラブハウスと2軍の戸田球場の改修、室内練習場の新設など、数々の改革を実施しました
彼の尽力によって、ヤクルトは2015年、2021年、2022年にリーグ優勝を果たし、若手選手が育つ環境を整えることができました
また、球団事務所を新橋から神宮の徒歩圏内へ移転させ、2027年シーズンからは2軍球場を茨城県守屋市に移転する基本協定を結ぶなど、球団の未来を見据えた取り組みを行ってきました
高津監督は、衣笠氏が夏頃から体調を崩していたことを振り返り、「勝って恩返しして、喜ぶ姿が見たい」と語り、衣笠会長への感謝の気持ちと共に、球団の覇権奪回を誓いました
衣笠会長の死去はヤクルトにとって大きな喪失です。彼の掲げた改革は球団の未来を道しるべとして、多くの若手選手が育つ基盤を作りました。高津監督が述べたように、選手たちが彼のために結果を出し、勝利を分かち合う姿を見ることができることを期待しています。
キーワード解説
- 球団会長とは？：球団会長はプロスポーツチームの運営に関する最上位の役職で、経営戦略の策定や選手・スタッフのマネジメント、資金調達などの重要な業務を担います。
- リーグ優勝とは？：プロ野球において、通常はセ・リーグまたはパ・リーグの各リーグで、シーズンを通じて最も勝利を収めたチームが受ける称号のことです。
- 移転とは？：物や場所を別のところに移動させることを指します。球団事務所や球場の移転は、地域やアクセスの利便性を考慮した戦略的な出来事です。
